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アメリカ成長株:キンセール・キャピタル(Kinsale Capital):普通の保険には入れない人や会社でも入れる保険を提供

金融

アメリカ成長株: キンセール・キャピタル(Kinsale Capital)のアップデート

キンセール・キャピタル・グループ
Kinsale Capital Group Inc
ティッカーコード:KNSL
上場市場:NASDAQ National Market System

キンセール・キャピタル社は「リスクが高くて、普通の保険に入ないれない人や会社に、保険を提供する」保険会社です。

2019年10月に紹介しました。
→ キンセール・キャピタルの概要

保険というは、保険に入りたい人ほど、保険に入りにくいという性格があります。
例えば以下のようなケースは、なかなか普通の保険会社では受け入れてもらえません。
・放火犯が多い場所に建っている家の、火災保険
・トルネードの多発地域に建っている家の、損害保険
・犯罪歴のある社員を雇っている会社の、物品に係る損害保険
・過去何度も保険金の受け取りがあった会社の、工場の損害保険
・今にもつぶれそうな会社の、社屋に関する損害保険
・何度も自動車事故を起こしている人が入る、自動車保険・・・等々

これらの保険は、特殊保険あるいはE&Sライン(Excess& Surplus Line エクセスおよびサープラス・ライン)と呼ばれる保険で、キンセールはこのE&Sライン特化の保険会社です。

これらの保険は、「入りたくても入れない人や企業」はそれなりにいるので、契約数自体を増やすのは、それなりに可能です。キンセールによれば、2011年~2021年の10年間でみれば、損害保険全体の米国全体の保険料は年率4.8%で成長しています。これに対して、E&Sは10.3%と倍以上のスピードで成長しています。「お客はいっぱいいる」という状況です。

しかし、「適切な保険料と条件」を提示できるかどうかが、収益を稼ぐには必要となります。
キンセールは、テクノロジーの駆使と不要な経費の削減、支払い条件の工夫などによって、収益を確保しています。

特に情報テクノロジーの活用は収益力・競争力に決定的な影響を与えます。保険事故の発生確率を予測するためには過去のデータの分析が必要であり、また事務経費軽減にも効果を発揮するからです。キンセールは、業界内でトップクラスの成長(2019年~2021年で年率38.9%)と業界最善水準のコスト比率(同期間、業界平均=96.9%、キンセールは82.8%)を達成しています。「成長のために、収益度外視で保険を取ってくる」は行っていないことになります。

決算も好調を維持しています。2022年10月28日に発表された、2022年第3四半期の決算によれば、2022年7月~9月は、損害率の上昇により保険引き受け利益は伸び悩んでいます。
しかし、2022年1月~9月の9か月間では、総保険料収入は806百万ドル(前年同期間の560百万ドル)で44%増、ネット保険料収入は694百万ドル(同、482百万ドル)44%増、保険引き受け利益は115百万ドル(同、91百万ドル)26%増となっています。

保険会社の場合、事故発生により短期的に収益はデコボコしますが、トレンドは「高成長・高収益」を保っているといえます。2019年10月に紹介したときは100ドル前後であった株価は、現在300ドルを超えています。

今後とも、E&Sラインという特殊な成長市場で競争力を維持しているキンセール社に注目したいと思っています。

会社ウェブサイト
https://www.kinsalecapitalgroup.com/

 

 

 

 

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