アメリカ成長企業

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アメリカ成長株市場の動き-2021-11-06

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アメリカ成長株

2021年11月6日の米国小型成長株インデックス(Russell 2000 Growth)は、1655.17で終わりました。一週間前に比べて、93.36ポイントの大幅続伸(+5.98%)でした。主要インデックスのNYダウ(前週末比+1.42%)やSP500(前週末比+2.00%)も大幅に上回った急上昇となりました。

インフレとテーパリングへの懸念は残るものの、企業業績が堅調であり、ついにこれまで出遅れていた小型成長株に投資資金が向かってきたという感じです。引き続きテーパリングの本格化と中国の問題は今後も続くため、市場全体というより、業績の良い個別銘柄が引っ張る相場が継続すると思っています。

<バージニア州の知事選挙の影響>
もともとは民主党候補が楽勝すると予想されていたバージニア州知事選挙は、バイデン政権への支持率急落の影響もあり、終盤になって大逆転となり、共和党候補のヤンキン氏が当選しました。勝敗の予想することもバカらしいと思われていたニュージャージー州の知事選挙も、予想外の大接戦になりました。(こちらは民主党が辛勝していますが)

これらの選挙結果は、来年の中間選挙にも大きな影響を及ぼします。バイデン大統領の当選からわずか1年間で、正念場を迎えたという感じです。民主党内の左派と中道派の闘争も一段を厳しくなりそうです。

株式市場にとっては、富裕層への課税が一段としにくくなりました。一方で、ワクチン接種の強制もやりにくくなり、買い材料と売り材料が混在しています。民主党が分裂し、共和党的な政策にバイデン政権がすり寄っていくのか?それとも、民主党が「このままでは共倒れ」となって左派と中道が歩み寄るのか?非常に興味深く見ています。

<アクティブ運用の小型成長株ファンドはかなり良好なパフォーマンス>
上記のように小型成長株のインデックスであるラッセル2000グロースは、今週急上昇しましたが、アクティブ運用しているファンドもかなり大きな上昇を続けています。

日本でも投資できる小型成長株の投信の中には、この1ケ月で15%近く上昇しているファンドもあります。

小型株は情報が限られている(カバーしているアナリスト等が少ない)ため、大型株に比べて相対的に非効率的で、個別銘柄の選定によってインデックスをアウトパフォームしやすいと可能性があります。

<小型成長株相場とラッセル2000グロース VS SP500 >
2021年11月6日時点の、ラッセル2000グロース÷SP500は1655.17/4697.53=35.23%
26週移動平均との乖離は+0.30%でした。

ラッセル2000グロース÷SP500は、2013年から長期的に32%~38%のレンジで推移してきました。2020年12月中旬にこのレンジを一次上に離れ43%まで急上昇しましたが、再びこの歴史的なレンジに戻っています。

小型成長株は長期的に主要インデックスに勝っており、魅力的な投資機会を提供していると思っています。

→ 2019年6月以降の小型成長株とS500の相対比較の推移
→ 小型成長株関連投資信託のパフォーマンス(2021年9月末時点)

(過去の市場コメントは、「アメリカ成長株(米国成長株)市場」)

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