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アメリカ成長株: ウィルスコット(WillScot): プレハブオフィスとトランクルームを提供

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アメリカ成長株:ウィルスコット(WillScot)のアップデート

ウィルスコット
WillScot and Mobile Mini holding
ティッカーコード:WSC
上場市場:NASDAQ

業績についてのリンク
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/annual/WSC

2020年2月、コロナ問題が発生する直前に、ウィルスコット社を紹介しました。その後、コロナにも拘わらず高成長を続け、今や株価は当時の倍近くになっています。
→ ウィルスコットの概要 (2020年2月25日)

この1年間8ヶ月の間に、大きな変化がありました。ウィルスコット社は、「プレハブオフィスのスペースをレンタルする」ビジネスを行う会社でした。店舗、工事現場の事務所、イベント、教室等といった、短期的に利用するオフィスを、市場に迅速にどこにでも提供するという事業です。この「空間を貸す」というビジネスを「オフィスだけでなく、倉庫も貸す」という方向に拡大しました。

2020年7月に、「ポータブルストレージ=コンテナの貸倉庫」を運用している、Mobile Mini社と合併しました。日本にもある「レンタル収納」「トランクルーム」と同じサービスです。

2019年12月末のウィルスコット社の売上高は約10.6億ドル、一方Mobile Mini社の売上高は約6億ドルでしたので、会社の規模が一気に1.6倍になりました。所有権については、それまでのウィルスコット社の株主が合併後の会社の54%の株式を所有し、Mobile Miniの株主が46%の株式を所有することになりました。

この合併により、以下のような事が期待できます
1)顧客基盤の多様化
これまでは法人顧客だけであったが、個人顧客にも市場を広げることができます。

2)カバーする地域の拡大
これまでは郊外や工事現場等あまり人のいない場所が多かったのですが、トランクルームは、逆にある程度人口密度の高い場所に需要があります。

3)オフィスと倉庫を合わせて提供
例えば「イベント用店舗」にしても「工事現場の事務所」にしても付随する荷物があります。倉庫を組み合わせることで、クロスセルが可能です。

4)規模の拡大による経営の効率化
しかし、空間を効率的に貸す、というのはIT化等共通する部分が多くあります。これにより、売上規模が拡大しただけでなく、経営効率も上がります。単位当たりのコスト削減にもつながります。

現在同社は、「Willscot」というブランドで貸しオフィス(+それに付随する家具)を、「Mobile Mini」というブランドでトランクルーム等の貸倉庫を提供しています。正式な社名もWillScot Mobile Mini Holding と変更されました。

業績は好調で、2021年11月4日に発表された第三四半期(2021年7月~9月)の決算では、売上高は前年同期比17.6%増、EBITDAは16.2%増でした。EBITDAマージンは38.8%で0.7%改善しています。フリーキャッシュフローも7850万ドルと16%増加したことにより、自社株を1億630万ドル買い入れました。

米国経済の堅調な成長と、顧客が効率的に空間を使いたいというトレンドに乗って、同社の成長は一段と強まると期待しています。

会社ウェブサイト
貸オフィスのウェブサイト
https://www.willscot.com/

貸倉庫のウェブサイト
https://www.mobilemini.com/

 

 

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