アメリカ成長企業

将来面白いことになりそうなアメリカの成長企業を紹介します。

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バイオ

ヘルスケア・バイオ

アメリカ成長株:ハロザイム・セラピューティクス(Halozyme Therapeutics) ガン細胞周辺のバリアになっているヒアルロン酸を分解

ヒアルロン酸は体の役に立っている一方、ガン細胞の周囲に蓄積し、その増殖、運動、生存にも深く関わっていて、厄介なことに抗ガン剤治療の際に薬剤が患部に届くのを妨げるバリアにもなってしまうことが分かってきました。同社が開発した“ENHANZE”はヒアルロン酸を分解する酵素“ヒアルロニダーゼ”を主成分とした薬剤で、抗ガン剤と併用することでその効果を高めるものであり、ガン細胞周辺のバリアになっているヒアルロン酸を分解し、抗ガン剤を届きやすくします。
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アメリカ成長株:レバンス・セラピューティクス(Revance Therapeutics) ボトックス注射の持続時間を大幅に伸ばすことに成功

美容整形にとどまらず、同社はボツリヌス毒素を医薬品としての使用にも広げていています。主力製品候補の“DAXI”は、筋肉のこわばりで起こる疾患の緩和に使用する臨床実験(フェーズ1~3)を進めており、首が傾いたり回転したりする“頸部ジストニア”ではフェーズ3 、手が突っ張ったままになる“上肢痙縮(けいしゅく)”ではフェーズ2の段階にあります。
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アメリカ成長株:ディサーナ・ファーマシューティカルズ(Dicerna Pharmaceuticals) : 抗ウイルス薬としての期待も高まるRNAi治療薬を開発

遺伝病の多くは設計図のミスで作られてしまうタンパク質の異常で引き起こされるもので、この“異常なタンパク質”を排除するか、機能させないようにすることが治療の目標となります。タンパク質が作られる前のRNAの段階で止めてしまうのが“RNAi治療薬”で、標的タンパク質の設計図のコピーだけを選択的に壊すことができます。また、抗ウィルス薬としても利用できる可能性があります。
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アメリカ成長株:アクサム・セラピューティクス(Axsome Therapeutics) アルツハイマー病やうつ病などの中枢神経系障害のための治療薬を開発

中枢神経系の障害は、統合失調症、うつ病、自閉スペクトラム症、不安障害、適応障害、アルツハイマー病、てんかん、パーキンソン病などの幅広い病気の症状の原因になることが分かっています。同社はこれらの症状を緩和するための6種類の治療薬の開発を同時に進めていて、そのうちのAXS-05がうつ病とアルツハイマー病の行動障害を対象としたケースでフェーズ3(最終段階)の臨床実験が進行中です。
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アメリカ成長株:テンエックス・ゲノミクス(10x Genomics):単一細胞レベルで生命現象を追うシングルセル解析ソリューションを提供

シングルセル解析とは、最新の機器によって、個別の細胞の性質の違いや時間的な変化まで分析することです。例えば、抗がん剤が効かなくなったガンがどのようにして耐性を持つのかを調べる場合、耐性を持つのが一部の細胞だけの場合でも、(耐性を持たないがん細胞が混じっている)がん細胞全体を分析することでノイズが発生します。このような場合に、シングルセル解析が力を発揮します。
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アメリカ成長株:スプリングワークス・セラピューティクス(SpringWorks) : デスモイド腫瘍などの重度希少疾患のための治療薬を開発

デスモイド腫瘍は手術の刺激が再発の呼び水になってしまうことがあって、最近では手術を避ける傾向にあります。デスモイド腫瘍は“致死の病ではない”というだけで対策が後回しにされる傾向がありますが、この“日の当たらない病”に苦しむ多くの患者さんたちのためにもデスモイド腫瘍の治療用として正式に承認された特効薬が求められている状況です。
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アメリカ成長株:エイドス・セラピューティクス(Eidos Therapeutics) アミロイド蓄積が引き起こす心筋症と神経障害の経口治療薬を開発

アルツハイマー病、リウマチ、狂牛病などは、不安定なタンパク質が形成するアミロイドの蓄積が原因と考えられています。同社が開発した“AG10”という薬剤はトランスサイレチン(TTR)を安定化させることでアミロイド化を防ぐタンパク質の安定化剤で、TTR心筋症、TTR多発神経障害の治療を目的としています。
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アメリカ成長株:サイトキネティクス(Cytokinetics) 心不全やALSなどの筋機能不全疾患のための低分子治療薬を開発

人間が生きていくためには筋肉が必須であり、体を動かす筋肉に異常が起きただけでも大変な事態に陥ってしまいますが、それが心臓や呼吸器を動かす筋肉となると命に関わることになります。 同社はOmecamtiv Mecarbil、Reldesemtiv、CK-274の3つを中心に筋肉の機能不全を対象とした臨床段階の治療薬を開発しています。
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アメリカ成長株:アペリス薬品(Apellis Pharmaceuticals):自己免疫疾患のための補体タンパク質阻害剤を開発

補体タンパク質はC1~C9までの9種類があってそれぞれの役割が異なっているため、どの補体を標的にして阻害するかによって免疫応答の抑制効果が変わってきます。同社はC3阻害剤であるAPL-2の臨床実験を進めていて、網膜の地図状萎縮(GA)、発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)などの自己免疫疾患に対する薬を開発中です。
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アメリカ成長株:オーチャード・セラピューティクス(Orchard Therapeutics) ドナー不要の拒否反応がない遺伝子治療で遺伝病の根本治療を目指す

血液幹細胞に原因があることが分かっている一次免疫不全、遺伝性代謝障害、血液障害などの命に関わる遺伝病を対象にした遺伝子治療を中心に研究・開発をしています。患者から幹細胞を取り出して欠陥遺伝子を修復してから体に戻すという方法で、患者自身の幹細胞を使うため適合するドナーを探す必要がなく、拒絶反応がないという利点があります。
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