アメリカ成長企業

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アメリカ成長株市場の動き-2023-09-01

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アメリカ成長株

2023年9月1日の米国小型成長株インデックス(Russell 2000 Growth)は、1232.28で終わりました。一週間前に比べ+42.86(+3.60%)と大幅続伸しました。主要インデックスのNYダウ(前週末比+1.43%)やSP500(前週末比+2.50%)に比べてもかなり大きな上昇でした。

インフレ、雇用および経済成長率のデータが発表され、予想より景気の鈍化を示すケースが多く、一段の金利引き上げへの警戒感が薄れたのが背景です。この2週間ほど小型成長株は、主力インデックスに対して冴えなかった反動もあり、今週は大きな上昇となりました。

先週のコメントでも書きましたが、インフレと景気の今後についてまだ不透明感があるため、しばらくは不安定な動きが予想されます。

しかし、長期的なファンダメンタルは小型成長株を支える動きとなっており、外部材料に大きなマイナスが出ない限り、(目先は上下に振られても)トレンドとしてはリカバリー相場が続くと思っています。

<外部材料とウクライナ>
中国の不動産は一段と厳しい状況となっています。市場は、中国政府の覚悟を試している、という感じです。

ウクライナについては、再び(日本を含む)西側メディアと、私が中立的であると感じているユーチューバー達との見方に乖離が出てきました。

西側メディアは
「ウクライナは大きな損害がありながらも、南部(ロボティネ周辺)で、ロシア軍の防衛線を突破しかかっている。ここ数週間でこの部分を突破できれば、反転攻勢に勢いがつく」
というものです。

ユーチューバーたちは
「ロボティネ周辺での攻勢には、甚大な損害が出ている。ロシア軍がうまく包囲する場所に誘いこまれている。短期間でベルボベ方面に突破できないと非常に危険な状況となる。反転攻勢の人的損害が大きく、このまま攻勢が継続できるのか疑問である。」

両者とも「ロボティネ周辺へのウクライナ軍の進出」は認めているものの、西側は「進出自体を評価」しているのに対して、ユーチューバーたちは「得たもの(ロボティネという小さな村)に比べて、失ったもの(兵士および兵器の損害)の方がかなり大きい」としています。。

8月が終わり、9月に入ると天候が不順になると言われてきました。ウクライナの反転攻勢に残された時間と資源(兵士と兵器)が少なくなっている可能性があります。

善悪は別にして、ウクライナ侵攻の結果は、世界の枠組みに影響を与えるため、極めて重要です。投資をする以上、何が真実かを見極める必要があります。今後も、ウクライナの状況は非常に高い関心を持って注視していきます。

<小型成長株相場とラッセル2000グロース VS SP500 >
2023年9月1日時点の、ラッセル2000グロース÷SP500は1232.28/4515.77=27.29%
26週移動平均との乖離は-0.40%でした。

2020年12月中旬に長期的な持ち合いレンジを上に離れ43%まで急上昇しました。しかし、その後継続的に下落し、レンジの下を抜けました。

2022年7月から27%~28%程度で「底値での横這い」という感じです。長期的な視点で見れば、小型成長株は歴史的な買い場となっています。

→ 2020年4月以降の小型成長株とS500の相対比較の推移
→ 小型成長株関連投資信託のパフォーマンス(2023年7月末時点)

(過去の市場コメントは、「アメリカ成長株(米国成長株)市場」)

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