アメリカ成長企業

将来面白いことになりそうなアメリカの成長企業を紹介します。

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アメリカ成長株市場の動き-2023-06-02

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アメリカ成長株

2023年6月2日の米国小型成長株インデックス(Russell 2000 Growth)は、1187.69で終わりました。一週間前に比べ+35.10(+3.05%)と大幅反発しました。主要インデックスのNYダウ(前週末比+2.02%)やSP500(前週末比+1/83%)の上昇率も上回り、久しぶりに小型成長株が強い一週間一週間でした。

米国連邦政府の債務上限問題は、タイムリミットぎりぎりで解決し、市場の不安材料が一つ減りました。これにより、相対的に売り込まれていた小型成長株に買戻しが入ったという感じです。

但し、インフレの問題はまだくすぶっており、金融政策の行方も不透明です。景気の底割れ懸念もあります。チャートを見るとかなり底値は固まってきた感じですが、まだまだ楽観できない状況です。

<ウクライナ>
善悪の視点は別にして、「何が実際起こっているのか」を知ることは、投資にとって重要です。

このコメントでは「日本のメディアの意見(およびそのニュースソースである西側政府+欧米メディア+欧米シンクタンク)」VS「(これまでの実績から)中立と思われる、いつかのユーチューバーの意見」を比較してきました。

再び、この2つに大きな乖離が見られています。

日本のメディアは
「西側諸国の支援強化により、大規模反転攻勢の準備は整う。今後の展開は、ウクライナがどれだけ領土を早期に取り戻せるか。ロシア領への攻撃などで、ロシアを攪乱しながら、ベストのタイミングで反転攻勢をスタートさせる。」

しかし、ユーチューバーは、かなり違っています。
「西側諸国から提供された武器・弾薬のかなりの部分が、戦線に届くまえにロシアの砲撃・空爆でかなり破壊されてしまった。兵員もバフムトにこだわったため犠牲が大きい。
わずか9旅団程度では、反転攻勢はかなり限られる。
むしろ、現在起こりつつあるのは、”ロシア”による攻勢。バフムトで行ったような作戦が、アウディーイウカ、マリンカ等で開始されつつある。
ウクライナは、「クリミアを取り返す」という宣言通り、南部に侵攻するのか?
それとも(バフムト同様)再びドンバス方面に誘導されてしまうのか?」

鍵となるのは、「バフムトの戦い」評価です。
西側メディアは
「ロシア軍を消耗させるために、ウクライナはバフムトでの戦いを活用した。だから、ウクライナにとってバフムトでの戦いは成功と言える」

一方、ユーチューバーは
「ロシアはまずバフムトを包囲し、ウクライナにとって(包囲されている)不利な状況のバフムトに、ウクライナ軍を誘い込んだ。(そして壊滅的ダメージをウクライナ軍に与えた)
だから、今回もアウディーイウカ等を包囲し、そこにウクライナ軍を誘っている。」

どちらが正しいのか。
6月の反転攻勢の行方が答えを出しそうです。

<小型成長株相場とラッセル2000グロース VS SP500 >
2023年6月2日時点の、ラッセル2000グロース÷SP500は1187.69/4282.37=27.73%
26週移動平均との乖離は-0.67%でした。

ラッセル2000グロース÷SP500は、2013年から長期的に32%~38%のレンジで推移してきました。2020年12月中旬にこのレンジを一次上に離れ43%まで急上昇しました。しかし、その後継続的に下落し、レンジの下を抜けました。

2022年7月から反発トレンドでしたが、米国の地方銀行破たん、米国連邦政府の債務上限問題などで、相対的に財政基盤の弱い小型成長株は厳しい動きが続いています。
市場環境は引き続き厳しいですが、長期的な視点で見れば、小型成長株は歴史的な買い場となっています。

→ 2020年1月以降の小型成長株とS500の相対比較の推移
→ 小型成長株関連投資信託のパフォーマンス(2023年4月末時点)

(過去の市場コメントは、「アメリカ成長株(米国成長株)市場」)

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