アメリカ成長企業

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アメリカ成長株市場の動き-2022-03-25

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アメリカ成長株

2022年3月25日の米国小型成長株インデックス(Russell 2000 Growth)は、1295.25で終わりました。一週間前に比べ20.61ポイントの反落(-1.57%)でした。主要インデックスのNYダウ(前週末比+0.31%)やSP500(前週末比+1.79%)は上昇しており、小型成長株だけがマイナスとなりました。一週間前が小型成長株が大きく上昇したため、その反動もあります。

ウクライナ問題は少しずつ「消化済み」の材料となってきたことから、市場の焦点は「インフレ」と「金融政策」に再び移ってきました。今週は10年債の金利の上昇があり、金利上昇の恩恵を受ける銘柄と、逆風を受ける銘柄のウェイトの差が、インデックスのリターンの優劣になりました。

<ウクライナ情勢について>
今週も大きな変化はありませんでした。キエフ周辺ではウクライナが少し押し返し、南部・東部ではロシアが支配地域を少し拡大していますが、戦線全体としては膠着しています。

NATO、G7と緊急会合があり、西側諸国はロシア制裁を強化することに合意しました。しかし一方で、中国、インド、中東諸国、アフリカ諸国等「ロシアに対して明確な非難を避ける勢力」も態度を維持しています。

中国では学校教育において「今回のウクライナ問題は、NATOの東方拡大が原因」という説明するように指導されているとのことです。短期的に中国の姿勢が変わることは全く期待できなくなりました。また、インドは日米からの働きかけに関わらず、ロシアとの関係維持を明確にしています。
さらに国連の緊急特別会合の決議も、前回(3月2日)に比べて、賛成は1つ減少、棄権は3か国増加しています。

「ロシアの孤立化が進む」、という西側メディアのメッセージは、もしかしたら真実を伝えていない可能性があります。むしろ、西側と反西側の溝が強まったという感じさえします。

戦線の膠着が「常態化」するにつれ、米国の成長株にとっては(先週のコメントと同様ですが)、現在のウクライナ情勢は「ニュートラル」な材料になりつつあります。

<小型成長株相場とラッセル2000グロース VS SP500 >
2022年3月25日時点の、ラッセル2000グロース÷SP500は1295.25/4543.06=28.51%
26週移動平均との乖離は-2.74%でした。

ラッセル2000グロース÷SP500は、2013年から長期的に32%~38%のレンジで推移してきました。2020年12月中旬にこのレンジを一次上に離れ43%まで急上昇しましたが、再びこの歴史的なレンジに戻っていました。しかし、ここにきてこのレンジの下を抜けました。

現在の水準は、2020年のコロナの最悪期をも超える、歴史的な割安水準になっています。相対的には歴史的な買い場となっており、非常に魅力的な投資機会を提供していると思っています。

→ 2019年10月以降の小型成長株とS500の相対比較の推移
→ 小型成長株関連投資信託のパフォーマンス(2022年2月末時点)

(過去の市場コメントは、「アメリカ成長株(米国成長株)市場」)

 

 

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