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アメリカ成長株市場の動き-2022-01-07

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アメリカ成長株

前回のコメントから2週間たちました。
2021年の最終週(2021年12月31日までの一週間)は、クリスマス休暇明けで小動きでした。しかし、2022年の第一週は、FRBの議事録が発表されたことから波乱となりました。
特に、成長株は金融引き締めの悪影響の直撃を受け、大幅な下落となりました。

2022年1月7日の米国小型成長株インデックス(Russell 2000 Growth)は、1403.49で終わりました。一週間前に比べて87.12ポイントの急落(-5.84%)でした。主要インデックスのNYダウ(前週末比-0.29%)やSP500(前週末比-1.84%)に比べてはるかに大きな下落となっており、小型成長株のアンダーパフォーマンスは一段と大きくなっていました。

オミクロンについては、米国の一日当たりの感染者が70万人~80万人という桁違いの数にまで増加しています。しかし、重症化率や死亡率は低いため購買行動へのマイナスは限られ、一方で「エッセンシャルワーカーや商工業のスタッフが休むため、人材の供給不足」という点が懸念されています。

発表されたFRBの議事録がタカ派的であることに加え、オミクロンが生み出すのは需要不足ではなく供給不足への不安から、長期金利の上昇が続いています。

大型株は、景気の腰折れがないというポジティブな側面も評価しており、金利高への抵抗力をしめしています。一方、成長株、特に小型成長株は金利高の悪影響の直撃を受けており、非常に厳しい相場となりました。

小型成長株の中でも、ITやバイオなど「実際に稼いでいる利益ではなく、将来の成長性」に焦点があっている銘柄の場合、割引率の基準となる長期金利上昇は直撃を受けます。しかし、小型成長株には景気回復によって順調に利益を伸ばせる銘柄も多くあります。

まだしばらくインデックス全体は厳しい動きが続きそうですが、景気連動率の高い銘柄は個別で注目される相場が来ると予想されます。

<小型成長株相場とラッセル2000グロース VS SP500 >
2022年1月7日時点の、ラッセル2000グロース÷SP500は1403.49/4677.03=30.01%
26週移動平均との乖離は-3.54%でした。

ラッセル2000グロース÷SP500は、2013年から長期的に32%~38%のレンジで推移してきました。2020年12月中旬にこのレンジを一次上に離れ43%まで急上昇しましたが、再びこの歴史的なレンジに戻っていました。しかし、ここにきてこのレンジの下を抜けました。

現在の水準は、2020年のコロナの最悪期に匹敵する非常に割安な水準になっています。歴史的な買い場となっており、今回も非常に魅力的な投資機会を提供していると思っています。

→ 2019年10月以降の小型成長株とS500の相対比較の推移
→ 小型成長株関連投資信託のパフォーマンス(2021年11月末時点)

(過去の市場コメントは、「アメリカ成長株(米国成長株)市場」)

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