ヘルスケア

新型コロナウィルスは、RNAウイルスで短期間に激しく変異を繰り返す。同社の提供する遺伝子ライブラリーや抗体ライブラリーは、診断ツール・ワクチン・治療法の開発を後押し。

同社が開発した“Phesgo”は乳ガン用の皮下注射製剤で、有資格者は自宅での処置が可能。コロナ過で在宅医療を進めるFDAの政策の後押しを受ける。

新規心不全薬として期待されていた“オメカムチブ・メカルビル”が臨床試験において有効な結果がでず、株価は急落。現在、捲土重来を期すべく雌伏中。

細胞間の情報伝達に関連するタンパク質や、役目を終えた情報伝達物質を回収するタンパク質に作用する低分子薬を開発。統合失調症、うつ病、パーキンソン病、心不全、行動障害などでの使用を想定した臨床試験が進められています。

アメリカの小型成長株バイオの成功例。肥大型心筋症のためのマバカムテンが臨床試験に成功、次の新薬候補ダニカムチブはそれに続けるか？

臨床実験が進んでいた２つの分子標的薬が米国とEUで承認されました。プラルセチニブは肺ガン治療のための分子標的薬で、今年の9月にFDA（米国食品医薬品局）によって承認されましたが、目標より３ヶ月も早いスピード承認でした。

オピオイドは強い鎮痛作用を持つ医療用麻薬の一種ですが、鎮痛剤として簡単に処方されるようになったため、その過剰摂取が米国社会に深刻なダメージを与えました。パシラ社は、このオピオイドに代わる疼痛管理技術を提供しています。

オーソピディアトリックス社は折れた骨の固定や変形した骨の矯正に使う外科用のインプラントを設計・開発・商品化しています。同社の商品は主に子供のために設計されているのですが、「子供は小さな大人ではない」という発想に基づいています。

美容整形にとどまらず、同社はボツリヌス毒素を医薬品としての使用にも広げていています。主力製品候補の“DAXI”は、筋肉のこわばりで起こる疾患の緩和に使用する臨床実験（フェーズ１～３）を進めており、首が傾いたり回転したりする“頸部ジストニア”ではフェーズ3 、手が突っ張ったままになる“上肢痙縮（けいしゅく）”ではフェーズ2の段階にあります。