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アメリカ成長株:サイバーアーク・ソフトウェア(CyberArk Software):サイバーセキュリティソフトを提供

IT

アメリカ成長株:サイバーアーク・ソフトウェア(CyberArk Software)の概要

サイバーアーク・ソフトウェア
CyberArk Software Ltd
ティーカーコード:CYBR
上場市場:NASDAQ National Market System

業績についてのリンク
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/annual/CYBR

サイバーセキュリティソフトを提供しているイスラエルのソフトウェアメーカーです。
1999年に設立され、2014年9月にNASDAQに上場しました。2020年度の売上は4億6443万ドル、従業員は1,146人です。
マサチューセッツ州に米国本社を置き、2017年には日本法人も設立しています。

インターネットが企業や社会に普及し、無くてはならないインフラになるにつれ、同時にサイバーセキュリティの脅威が現れ始めました。

サイバーセキュリティとは、Webサイトやサーバなどへの不正アクセスを防ぎ、情報漏洩や改ざん、コンピュータウイルスなどによるサイバー攻撃を防止する対策のことです。サイバーセキュリティが整備されていない企業では、企業が保有する機密情報や個人情報が不正に取得され、それにより社会的信頼の失墜につながり企業や社会に多大な被害や影響をもたらす恐れがあります。

サイバーアークでは、そのようなサイバーセキュリティの脅威を軽減することを支援している企業です。サイバーアークが提供するサイバーセキュリティプラットフォームは世界110カ国、7000以上の企業で利用されており、Google・Microsoft・awsといった名だたるIT企業においても導入されています。

サイバーセキュリティの中でも同社が強みとするのは特権アクセス管理です。特権アクセスとは標準ユーザーでは行えない特別な操作が可能な権限です。例えば情報システム部門のユーザーなど、システムの利用者としてではなく、システムの管理者向けの権限が特権アクセスの一つです。

この特権アクセスは標準ユーザーに不要な権限を与えないことによってセキュリティリスクを低減しているものですが、一方で数は少ないものの特権アクセスを有するユーザーが悪用された場合に重大なセキュリティ侵害が発生します。だからこそ、特権アクセスを適切に管理する特権アクセス管理がサイバーセキュリティ対策を行う上で重要なものとなっています。

サイバーアークが提供するセキュリティプラットフォームでは、オンプレミス(自社で管理しているサーバーなどの機器)およびクラウドにおいて、あらゆる場所で利用している特権アクセス情報を保護します。特権アクセスの利用時にはその利用情報の履歴が残り、セキュリティリスクがある操作がないか検出します。

また、AIを利用してシステム上利用されていない、あるいは誤って設定されている権限の検出や自動修復を行います。

不正なアクセスを監視・検出するほか、アクセス自体を強固なものにもします。その一つが多要素認証です。多要素認証は一般的なID・パスワードという知識情報だけでなく、指定した機器を所有していると判断できる情報を利用した所持情報、さらに指紋認証や顔認証などの生体情報の中から、要素の異なる2つの情報を組み合わせて認証させる仕組みです。
これらのような機能を提供し、企業のサイバーセキュリティ対策を支援しています。

インターネットが進化し続ける限り、サイバーセキュリティの脅威との戦いに終わりはありません。そのため、サイバーアークのようなサイバーセキュリティ企業も時代に合わせ進化し続ける必要があります。

サイバーアークはこれまで20年以上にわたり特権アクセス管理において業界をリードし、毎年数多くの賞を受賞しています。サイバーセキュリティ対策は企業の信頼性に大きく関わるものだからこそ、同社への信頼や期待は非常に大きなものだと思われます。

リンク
https://www.cyberark.com/ja/

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