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アメリカ成長株: カンビアム・ネットワークス(Cambium Networks):無線ネットワーキング・ソリューション企業

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アメリカ成長株:カンビアム・ネットワークス(Cambium Networks)の概要

カンビアム・ネットワークス
Cambium Networks Corp
ティッカーコード:CMBM
上場市場:NASDAQ National Market System

業績についてのリンク
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/annual/CMBM

スマホや携帯などの通信機器が手放せなくなった現代人にとって無線電波による ワイヤレス通信は生活に欠かせない重要なインフラの一つとなりました。

最近導入が進んでいる第5世代の移動通信システム“5G”は大容量の通信を遅延なしに安定して提供できるシステムで、通信制限なしにスマホを快適に使えるというだけに留まらず遠隔医療や自動運転など様々な分野での利用も期待されています。

イーロン・マスク氏率いるスペースX社が“スターリンク”という衛星を使ったワイヤレス通信を提供するというニュースが話題となりましたが、これは地球上のどこにいてもネットに接続できるシステムを目指したもので、いつでもどこでもネットに接続したいという要求は益々強まりつつあります。

また、IoT(モノのインターネット)による業務の効率化、離島のネットワーク環境の整備、河川を監視するための無線カメラの設置など、ビジネスや公共事業分野でもワイヤレス通信を活用する機会が増えています。

今回紹介するカンビアム・ネットワークス社は、こうした高まるニーズに答えるワイヤレス通信機器の世界的ベンダーで、以下の製品とソリューションを提供しています。

製品
・PTP(Point To Point)/PMP(Point to Multi-Point)固定無線通信システム:離島などのケーブルを引くのが困難な地域にネットワーク環境を整備
・Wi-Fiアクセスポイント:公衆無線LAN
・産業用IoT:石油/ガス、電気事業、水/廃水/雨水、鉱業、鉄道、運送の効率化
・監視カメラのためのワイヤレスネットワークシステム
・ワイヤレス環境を管理するツール

ソリューション
・医療:患者の娯楽、家族とのコミュニケーション、看護師の連携、遠隔医療
・教育:屋内と屋外のWi-Fi、セキュリティ用の監視カメラ、
・スマートシティ:インフラの監視、公共Wi-Fi、交通管制、監視カメラ、
・採掘:石油やガスの探査・採掘の現場・パイプライン・タンクの制御、監視カメラ
・防衛:戦場通信、監視カメラ、リモートオフィス
・鉄道:センサーとカメラによる貨物輸送の運行管理・安全性確保
・災害:災害現場の過酷な環境下で復旧作業時の通信を確保

ワイヤレス通信の需要はどんな状況になっても底堅いもので、多くの産業が大きなダメージを受けているコロナ禍においても減らないどころか増加傾向にあます。

人間には情報を得たいという基本的な欲求があるようで、電気も通っていないような辺境の地でもスマホや携帯電話が当たり前のように使われています。

ケーブルの敷設が必要な固定回線よりも無線でネットワークを構築するほうが低コストかつ短期間で整備できるため、特に途上国ではワイヤレス通信が重宝されていて強い需要が続いています。

IoTは作業の効率化の目的で産業分野において盛んに取り入れられるようになりましたが、業務に関わる機器からデータを収集して分析し、各々の機器が情報をやり取りし協調して動作するためにワイヤレス通信は欠かせないものとなっています。

唯一の懸念材料が最近深刻になっている半導体不足ですが、早くて来年から解消に向かうと言われていて、長期に渡って同社の業績を押し下げる程の要因にはなり得ないと考えられます。

このように様々な方面からの継続した需要が見込める上に今の所大きな下げ要因が見つからないことを考えると、ワイヤレス通信事業をグローバルに展開する同社は引き続き上昇気流に乗って順調に伸びていくでしょう。

会社ウェブサイト
www.cambiumnetworks.com

 

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