2021年10月8日の米国小型成長株インデックス(Russell 2000 Growth)は、1495.78で終わりました。一週間前に比べて、18.75ポイントの下落(-1.24%)でした。主要インデックスのNYダウ(前週末比+1.22%)やSP500(前週末比0.79%)は上昇しており、小型成長株だけが下落し、久しぶりに弱さが顕著な一週間でした。
米国政府の債務上限問題で、週の前半が下げたものの、その後短期的な解決があったことから急反発となりました。しかし、長期金利の上昇は続いており、中国の恒大グループの問題も解決はしておらず、成長株は相対的に弱い動きとなり、一週間通算では主力株はプラス、成長株はマイナスとなりました。
金利、インフレ、中国とマクロ的な環境は悪化しており、市場全体は冴えない動きが続き、個別材料で動く相場となると思っています。
また、2021年9月の投資信託のパフォーマンスデータも出始めましたが、アクティブ運用をしているファンドは相対的に強いファンドもあるようです。
<小型成長株相場とラッセル2000グロース VS SP500 >
2021年10月8日時点の、ラッセル2000グロース÷SP500は1495.78/4391.34=34.06%
26週移動平均との乖離は-1.27%でした。
ラッセル2000グロース÷SP500は、2013年から長期的に32%~38%のレンジで推移してきました。2020年12月中旬にこのレンジを一次上に離れ43%まで急上昇しましたが、再びこの歴史的なレンジに戻っています。
小型成長株は長期的に主要インデックスに勝っており、魅力的な投資機会を提供していると思っています。
→ 2019年6月以降の小型成長株とS500の相対比較の推移
→ 小型成長株関連投資信託のパフォーマンス(2021年8月末時点)
(過去の市場コメントは、「アメリカ成長株(米国成長株)市場」)
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