アメリカ成長企業

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アメリカ成長株市場の動き-2020-09-18

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アメリカ成長株

2020年9月18日の米国小型成長株インデックス(Russell 2000 Growth)は、1128.58で終わりました。一週間前に比べて、36.19ポイントの反発(3.31%%)でした。主要インデックスのNYダウ(前週末比-0.03%)やSP500(前週末比-0.64%)は続落しており、大幅なアウトパフォームとなっています。

大手ハイテク銘柄の利食いが続いていますが、ITだけではない小型成長株への幅広い買いは継続しているようです。日本国内の「米国小型成長株」の投資信託も、底堅い動きをしています。

<コロナのピークアウト>
欧州において新規感染者が再び急増しています。しかし、米国の場合は、「新規感染者と死亡者数は、それなりに数字は大きいものの、トレンドは緩慢に低下」が継続しています。さらにワクチンも、政争の具と化しているためいつ利用可能となるのかは不明ですが、かなり近いところにあることが確かです。

「寒くなると新規感染者が急増するのでは?」という懸念がありますが、欧州主要国とは異なり、米国の場合は、累計感染者数は人口の2%と本当の累計感染者は相当高いので、新規感染の再急増は予想しにくいのでは、と思っています。

一方で、ワクチンというプラス材料は、かなり近いところにあります。全体として、コロナは大きな売り材料にはなりにくいと思っています。

<米中の緊張>
アプリ(TikTok ウィーチャット)や台湾等、つばぜり合いは続いていますが、劇薬の「香港・中国の金融機関への制裁」はありません。

しかし、ポンペオ国務長官が「HSBCは米国の制裁対象である中国・香港の要人の口座をクローズしていない」と非難して3週間経ちました。そろそろ、次の手が出てくる可能性があります。

<大統領選挙>
トランプ氏に対する暴露記事以外、特に大きな出来事は無く、世論調査の数字はあまり変化がありません。

しかし、大きなニュースが入ってきました。最高裁判所判事であるルース・ベイダー・ギンズバーグ氏が死去されました。米国の場合、最高裁判事は9名で、現在保守が5名、リベラルが4名です。終身のため、もし今回トランプ大統領が保守を指名し、共和党が過半数の上院が承認すれば、保守6対リベラル3となり、今後かなりの期間、最高裁は保守が多数派となる可能性があります。

次の判事を決めるスケジュールも、当然ながら共和・民主で猛烈に争うこととなります。大統領選挙が一段と複雑となり、さらに先鋭化します。

<米国の小型成長株の割安について>
9月18日時点の、ラッセル2000グロース÷SP500は1128.58/3319.47=34.00%
26週移動平均との乖離は、+1.271%でした。

ラッセル2000グロース÷SP500は、長期的に32%~38%のレンジで推移していました。
今週の大幅なアウトパフォームにより、短期的には中立、長期的には割安になりました。

→ 2019年4月以降の小型成長株とS500の相対比較の推移
→ 小型成長株関連投資信託のパフォーマンス(2020年7月末時点)

(過去の市場コメントは、「アメリカ成長株(米国成長株)市場」)

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