アメリカ成長企業

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アメリカ成長株市場の動き-2023-11-10

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アメリカ成長株

2023年11月10日の米国小型成長株インデックス(Russell 2000 Growth)は、1180.06で終わりました。一週間前に比べ-26.36(-2.38%)と反落しました。主要インデックスのNYダウ(前週末比+0.65%)やSP500(前週末比+1.31%)は続伸しており、再び小型成長株の弱さが目立つ一週間でした。

金利の見通しについては、FRB高官等は「まだまだ楽観できない」というコメントもありましたが、長期国債金利は一週間前の急落後の水準を保ったことから、株式市場は全体に先一週間前の余熱が続き、底堅い動きでした。しかし、小型成長株は木曜日までに大きく下げたことから、金曜日での反発でも傷は埋めきれず、前週比マイナスとなりました。
引き続き小型成長株の弱い相場は継続しています。

<米国政治>
再びつなぎ予算の期限が近づいてきました。
しかし、大統領は支持率が低下し、民主党はイスラエル・パレスチナについて内部で緊張、共和党はウクライナ支援について内部で緊張。

来年の大統領選挙が日々近づいており、党利党略も日々先鋭化してきます。
ムーディーズが米国国債の格付け見通しをネガティブにするなど、米国政治の不透明さの、「実害」が出始めています。

11月13日の週はいよいよ、つなぎ予算の期限が来ます。緊張感が一段と高まります。

<外部材料>
イスラエルのガザ侵攻は、世界的な非難を集めています。しかし、イスラエル政府は国内的にハマスと融和的な態度は取れません。

旧約聖書に「神がイスラエルの敵をせん滅せよと命ずる」場面があります。サムエル記によれば、古代イスラエル王国の最初の王であるサウルは、敵であるアマレク人を(その財産も含めて)全て全滅させなかったから、「神の心」が離れ、「サウルは王としてふさわしくない」とされたそうです。

いまさら、旧約聖書ではなかろう、と思いますが、実際にネタニヤフ首相はこのアマレク人の件について最近触れています。もちろん、対外的に強行なメッセージを出すために利用している側面もありますが、イスラエルにとっては、「単なる昔話」というわけではありません。

米国でさえ、このようなイスラエルの態度をそのまま受け入れるわけにはいかず、まして民主党のリベラル派は「親パレスチナ」を主張する議員がいます。米国がどのようにイスラエルの軍事行動をコントロールできるのかは、米国の国内政治と外交に複雑な影響を与えます。

ウクライナ侵攻とガザ侵攻。「最初に攻撃した方が悪」という単純なルールを当てはめると、ロシアとハマスが悪となります。しかし、「攻撃せざるを得ない状況を作った方も悪い」という視点では、「イスラエル(の入植地拡大とパレスチナ人迫害)とウクライナ(のNATO参加意志=NATOの東方拡大と、ロシア系住民の迫害)も悪い」となります。

西側先進諸国はこれまで「ウクライナは問題なく善」としてきました。しかし最近は、特にリベラル派に「イスラエルのこれまでのやり方と現在のガザ侵攻」に否定的な見方が増えてきています。さらに、ゼレンスキー大統領がハマスの攻撃後にいちはやく「明確なイスラエル支持」をしたため、「いったい何が善で、何が悪なのか、その軸は何なのか?」が特にリベラル派内で混乱が見られます。

西側先進国以外(例えばグローバルサウル)は、「善悪はともかく、(そもそも西側先進国も植民地時代は酷かったし)、基準は国益」と考えているので、「イスラエルもパレスチナもウクライナもロシアも、付き合い方は国益を考慮して」となります。

しかし、西側先進国、特にリベラル派は「単なる国益」だけを基準にできません。「正と悪の判断をする軸」が重要になります。西側先進国の中での「善と悪の軸の混乱の萌芽」が起こっています。
このような状況下で、ウクライナ戦線ではロシアが猛烈な攻撃を進めています。

<小型成長株相場とラッセル2000グロース VS SP500 >
2023年11月10日時点の、ラッセル2000グロース÷SP500は1080.06/4415.24=24.46%
26週移動平均との乖離は-2.43%でした。

2020年12月中旬に長期的な持ち合いレンジを上に離れ43%まで急上昇しました。しかし、その後継続的に下落し、レンジの下を抜けました。

2022年7月から27%~28%程度で「底値での横這い」という感じでしたが、2023年9月にはいり、さらにこのレンジを下に突き抜けています。不透明な外部材料が目白押しとなり、小型成長株は、さらに厳しい状況となってきています。

上記の分析は単純にインデックスの水準だけを比較したものですが、ファンダメンタルデータ(利益水準およびPER)で比較しても、現在の小型成長株はかなり割安です。
「小型成長株は割安」になって1年以上となります。さらに「割安さが極端」になってきました。そろそろ小型成長株相場が来て欲しいと思っています。

→ 2020年4月以降の小型成長株とS500の相対比較の推移
→ 小型成長株関連投資信託のパフォーマンス(2023年9月末時点)

(過去の市場コメントは、「アメリカ成長株(米国成長株)市場」)

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