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アメリカ成長株市場の動き-2023-10-13

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アメリカ成長株

2023年10月13日の米国小型成長株インデックス(Russell 2000 Growth)は、1095.05で終わりました。一週間前に比べ-25.62(-2.29%)と続落しました。主要インデックスのNYダウ(前週末比+0.79%)やSP500(前週末比+0.45%)は底堅い動きであったのに対し、小型成長株だけがかなり大きな下落となり、その弱さが目立つ一週間でした。

米国国内のインフレ圧力が少し和らいできた、というプラスの材料により主力インデックスは堅調に推移しました。しかし、ハマスの攻撃によるイスラエル・パレスチナ戦争への懸念により、その上昇は限られたものとなりました。

一方、小型成長株は、地政学的なリスクを業績に直接受けるわけではないにも関わらず、「リスクの上昇→経済基盤の弱い小型株はとりあえず売り」という流れが継続し、相対的に弱い動きとなりました。

<米国政治>
混乱は継続、さらに悪化しています。

下院共和党は、議長の選出に手間取っています。何とか強硬派のジョーダン氏を候補者としましたが、議長に就任できるかどうかは、全く不明です。さらに、イスラエルの問題は、共和党・民主党とホワイトハウスの間での、別のねじれを生みます。

今回のハマスの攻撃については、
a)ハマスの攻撃は悪。ハマスも悪、イスラエルの反撃はいかなる内容でも善
b)そもそもこれまでのイスラエルの対パレスチナ政策が悪。だからハマスの攻撃も完全に悪とは言い切れない
を両極にして、様々な意見があります。

全体的に、共和党は親イスラエルで、a)に近い考えの議員が多い。しかし民主党は、a)もいれば、b)に近い心情を持つ議員もいます。(ハマスの攻撃を正統と認めることはありえませんが、特に急進リベラル議員の中に親パレスチナが存在します。)
そもそも、リベラルは人種の差を認めないため、中立的な視点に立てば、イスラエルのパレスチナ政策を問題視せざるを得ない立場になるからです。

一方、バイデン大統領は、国内的には民主党全体をまとめるために、リベラル議員の支持が必要ですが、対イスラエルとの関係+国内のユダヤ人の支持のためにはa)に近い立場を主張する必要があります。(でも本音は、ハマスとパレスチナは別のものとして、「ハマスの行動は悪。イスラエルの反撃は当然。でもガザのパレスチナ人の人権も考慮する」でしょうが。)

共和党と、民主党の一部と組めば、親イスラエル的なアプローチは簡単ですが、その場合、民主党のリベラルの一部の支持を失います。つなぎ予算を通した逆パターンです。
共和党内での仲間割れを生んだウクライナ援助とは逆に、民主党内での仲間割れを誘発するリスクがあります。

このため、バイデン政権としては何とかして、イスラエルの反撃の内容が「あまり苛烈ではない方法」になって欲しいでしょう。しかし、イスラエルからすれば「徹底的にやらないと、また今回のような問題を繰り返す」となります。

ウクライナ支援と共和党下院の問題、イスラエル支持と民主党内部の問題、米国の政治は一段と不透明になってきました。

<外部材料>
中国経済、ヨーロッパ政治、ウクライナ情勢そしてイスラエル・パレスチナ戦争。
今週は全て不透明感が増す一週間でした。

中国の不動産大手のカントリー・ガーデンの債務不履行が明白となりました。
ポーランド選挙は、対ウクライナで支援に消極的になりつつある与党が、世論調査では優勢を維持しています。
ウクライナの戦線では、アウディイウカとクピャンスクでのロシアの攻勢が報告されています。
そして、イスラエルの地上軍によるガザ掃討作戦が、近々開始される可能性が高くなっています。

「いったいどうなるのだろう」という不透明な状況から、来週は「こういう方向に世界が動くのか」という感じになる一週間になりそうです。

<小型成長株相場とラッセル2000グロース VS SP500 >
2023年10月13日時点の、ラッセル2000グロース÷SP500は1095.05/4327.78=25.62%
26週移動平均との乖離は-1.98%でした。

2020年12月中旬に長期的な持ち合いレンジを上に離れ43%まで急上昇しました。しかし、その後継続的に下落し、レンジの下を抜けました。

2022年7月から27%~28%程度で「底値での横這い」という感じでしたが、2023年9月にはいり、さらにこのレンジを下に突き抜けています。不透明な外部材料が目白押しとなり、小型成長株は、さらに厳しい状況となってきています。

上記の分析は単純にインデックスの水準だけを比較したものですが、ファンダメンタルデータ(利益水準およびPER)で比較しても、現在の小型成長株はかなり割安です。
「小型成長株は割安」になって1年以上となりますが、そろそろ小型成長株相場が来て欲しいと思っています。

→ 2020年4月以降の小型成長株とS500の相対比較の推移
→ 小型成長株関連投資信託のパフォーマンス(2023年8月末時点)

(過去の市場コメントは、「アメリカ成長株(米国成長株)市場」)

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