2022年11月25日の米国小型成長株インデックス(Russell 2000 Growth)は、1154.04で終わりました。一週間前に比べ10.07ポイントの反発(+0.88%)でした。主要インデックスのNYダウ(前週末比+1.78%)やSP500(前週末比+1.53%)より上げは少なく、この1ケ月でみると小型成長株はやや冴えない動きとなっています。
特に材料が無かったことと、感謝祭の休日もあり、小動きの一週間でした
<仮想通貨>
FTXの件はまだまだ揉めそうですが、今週は仮想通貨関連銀行であるシルバーゲートに大口の買いが入るなど、次の動きの萌芽もありました。
但し、FTX自身もそうでしたが、「市場波乱の途中での救済投資」は、問題をさらに複雑化させるリスクもあります。今後、相次ぐと思われる「安値での救済投資」が成功になるのか?それともさらなる問題を生むきっかけとなるのか?まだ予断を許さない状況です。
<小型成長株相場とラッセル2000グロース VS SP500 >
2022年11月25日時点の、ラッセル2000グロース÷SP500は1154.04/4026.12=28.66%
26週移動平均との乖離は+0.05%でした。
ラッセル2000グロース÷SP500は、2013年から長期的に32%~38%のレンジで推移してきました。2020年12月中旬にこのレンジを一次上に離れ43%まで急上昇しました。しかし、その後継続的に下落し、レンジの下を抜けました。2022年7月から反発トレンドになっていますが、現在でも歴史的な安値水準にあります。
まだまだ、小型成長株は買い、と思っています。
→ 2020年1月以降の小型成長株とS500の相対比較の推移
→ 小型成長株関連投資信託のパフォーマンス(2022年10月末時点)
(過去の市場コメントは、「アメリカ成長株(米国成長株)市場」)
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