2022年1月28日の米国小型成長株インデックス(Russell 2000 Growth)は、1237.64で終わりました。一週間前に比べて16.08ポイントの続落(-1.28%)でした。小型成長買うは下げ渋ったものの、主要インデックスのNYダウ(前週末比-4.58%)やSP500(前週末比-5.68%)は下落が止まったにも関わらず、小型成長株はマイナスであり、相対的な負けが継続しています。
インフレ懸念による金融引き締め懸念により、週の半ばまで何度か急落したものの、一方で好業績もあり、その綱引きにより一週間全体では横ばいという感じの一週間でした。金融引き締め政策と地政学的リスク(ウクライナ)があるため、まだまだ厳し市場環境が続きます。
ここ数週間全く同じコメントとなりますが「引き続き小型成長株全体では厳しい動きが続き、景気連動率の高い個別銘柄が物色される状況が継続」しそうです。
しかし、水準的にはかなり下げており、さらに相対的にも主力株に対して非常に割安です。(下記のラッセル2000グロース VS SP500 参照)
パフォーマンスの優れた投資信託等を、ここから買い下がるのは非常に有効な投資戦略であると思っています。特に長期的に運用実績のあるファンドは、2020年前半に匹敵する歴史的な投資機会を提供していると思っています。
→ 国内で利用できる米国小型成長株のパフォーマンス比較:2021年12月末時点)
<小型成長株相場とラッセル2000グロース VS SP500 >
2022年1月28日時点の、ラッセル2000グロース÷SP500は1237.85/4431.85=27.93%
26週移動平均との乖離は-4.96%でした。
ラッセル2000グロース÷SP500は、2013年から長期的に32%~38%のレンジで推移してきました。2020年12月中旬にこのレンジを一次上に離れ43%まで急上昇しましたが、再びこの歴史的なレンジに戻っていました。しかし、ここにきてこのレンジの下を抜けました。
現在の水準は、2020年のコロナの最悪期をも超える、歴史的な割安水準になっています。相対的には歴史的な買い場となっており、非常に魅力的な投資機会を提供していると思っています。
→ 2019年10月以降の小型成長株とS500の相対比較の推移
→ 小型成長株関連投資信託のパフォーマンス(2021年12月末時点)
(過去の市場コメントは、「アメリカ成長株(米国成長株)市場」)
コメント