2021年6月25日の米国小型成長株インデックス（Russell 2000 Growth）は、1586.90で終わりました。一週間前に比べて、68.82ポイントの急反発（+4.53%）でした。主要インデックスのNYダウ（前週末比+3.44%）やSP500（前週末比+2.74%）に比べても堅調なうときであり、3月以降続いた小型成長株売りはかなり収まったという感じです。
債券市場のイールドカーブの形状を見えれば、2年~5年ゾーンが金利上昇、長期金利は下落となり、資本市場は「インフレがあっても短期的に収束する」と予想しています。成長株に対する見直し買いが入りやすい環境となっています。
＜小型成長株相場とラッセル2000グロース VS SP500 ＞
2021年6月25日時点の、ラッセル2000グロース÷SP500は1586.90/4280.70=37.04%
26週移動平均との乖離は-1.67%でした。
ラッセル2000グロース÷SP500は、2013年から長期的に32％～38％のレンジで推移してきました。しかし、2020年12月中旬にこのレンジを上に離れました。7年間の持ち合いが終わり、今後数年にわたる長期的な小型成長株相場が続くと思っています。
2021年2月上旬には、43%まで急上昇しましたが、その後急上昇の反動で3月以降急落し、一時35%台まで下落し、現在はリカバリーの途中という感じです。長期的な買い場を提供していると思っています。
→ 2019年6月以降の小型成長株とS500の相対比較の推移
→ 小型成長株関連投資信託のパフォーマンス（2021年5月末時点）
(過去の市場コメントは、「アメリカ成長株(米国成長株)市場」)
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