アメリカ成長企業

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アメリカ成長株:2021年5月末 投資信託のリターン比較

アメリカ成長株(米国成長株)市場

2021年5月末での、日本で利用できる米国小型成長株に投資する投資信託のパフォーマンス比較をしました。

要点は以下の通りです。
1)2021年5月は、ワクチン接種の効果が明確となり、景気回復というプラス材料よりもインフレ懸念というマイナス材料が懸念材料となり、小型成長株は冴えない一か月となりました。
ベンチマークとなるラッセル2000グロースは、円建て-3.39%、ドル建ては-2.86%のリターンでした。
(円建ては、対象投資信託と同じく、前日の米国終値を月末の為替で評価して計算)

2)ラッセル2000グロースおよびラッセル2000をベンチマークとする投資信託は以下の3つです。SBI:SBI米国小型成長株ファンド
BR:ブラックロック米国小型成長株式オープンAコース(為替ヘッジなし)
SMAM:三井住友DS-米国小型ハイクオリティファンド(資産成長型)

3)最近の動き
2021年5月はSBI、ブラックロック、SMAMの順で、過去6ヶ月ではSBIとブラックロックが同水準、過去1年ではSBIが大幅なアウトパフォームとなっています。

(円建てリターン) 2021年5月末

投資信託

(注1)

過去1ケ月 過去6ヶ月 過去1年 過去3年 過去5年
(実数) (実数) (実数) (年率) (年率)
R2000G -3.39% 19.10% 53.18% 13.98% 16.66%
SBI -3.19% 20.62% 62.67%
BR -3.22% 20.89% 53.29% 15.99% 17.73%
SMAM -5.53% 12.49% 42.69% 18.08% 20.24%

R2000G:ラッセル2000グロース:ベンチマークです。

4)中長期的なパフォーマンス (過去3年・5年)
上記3つのファンドのベンチマークからの乖離をもとに比較すれば、SBIが圧倒的です。

尚、 SBI米国小型成長株は過去3年、5年のトラックレコードしかないため、実際の運用会社であるドリーハウス社の同じ運用戦略のリターンを使いました。

ドル建てリターン 2021年5月末

投資信託

(注)

過去1年 過去3年 過去5年
(実数) (年率) (年率)
R2000G 50.14% 14.48% 17.57%
SBI-DH 73.46% 30.41% 31.76%

SBI-DH: Driehaus US Small Cap Growth Investor Class (DVSMX)

(注)手数料体系が国内籍ファンドと米国籍ファンドでは異なります。また、為替の影響もあるため、あくまで「長期的な傾向をつかむ」ための参考情報として見てください。

5)米国小型成長株ファンド VS SP500
ラッセル2000グロース÷SP500は、2013年以来32%~38%の持ち合いが継続していましたが、2020年2月末では41%近くまで急上昇しています。3月にはいり利食いが入り、さらに4月、5月では長期金利上昇による市場の波乱により35%程度まで下落しています。

小型成長株はアクティブ運用が向いているのか、特定のファンドは強烈なパフォーマンスを長期間にわたってあげています。例えば、国内籍投信のリターン比較で取り上げているSBI米国小型成長株と同じ戦略であるドリーハウスの米国小型成長株は、SP500に対して、長期にわたって大幅なアウトパフォームをしています。

(参考情報:ドル建てリターン) 2021年5月末

投資信託

(注3)

過去1年 過去3年 過去5年 過去10年
(実数) (年率) (年率) (年率)
R2000G 50.14% 14.48% 17.57% 12.76%
SBI-DH 73.46% 30.41% 31.76% 19.25%
SP500 40.32% 18.00% 17.16% 14.38%
VSP500 40.29% 17.97% 17.13% 14.35%

SBI-DH: Driehaus US Small Cap Growth Investor Class (DVSMX)
(SBI米国小型成長株ファンドと同じファンドマネージャーが、同じ投資戦略で運用しているファンドです。)
VSP500 : Vanguard 500 Index Fund Investor Shares (VFINX)
(ヴァンガード社が米国で運用しているSP500のインデックスファンドです。)

データソースはこちら
→ SBIの米国小型成長株を運用しているドリーハウス社のウェブサイト
→ ヴァンガード社のウェブサイト

(参考情報)
→ SP500 VS ラッセル2000 長期の推移
→ SP500 VS ラッセル2000 この2年間
→ 過去の投資信託リターンデータ

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