2021年3月26日の米国小型成長株インデックス(Russell 2000 Growth)は、1515.16で終わりました。一週間前に比べて、52.18ポイントの続落(-3.33%)でした。主要インデックスのNYダウ(前週末比+1.36%)やSP500(前週末比+1.57%)は上昇しており、小型成長株だけが大きく下げており、短期的な弱さが際立っています。
<本格化する業績相場>
この2か月、NYダウに象徴される「景気敏感の古い銘柄」が堅調で、史上高値を更新し続けています。一方、2021年1月まで非常に堅調であった小型成長株はかなり「割り負け」しています。
しかし、この異常な出遅れも、業績相場が本格化するにつれ、「景気回復で成長できる会社」が見直されると思っています。短期的に、小型成長株はかなり割安となってきました。小型成長株にとって、非常に魅力的な買い場が提供されています。
<小型成長株相場とラッセル2000グロース VS SP500 >
2021年3月26日時点の、ラッセル2000グロース÷SP500は1515.16/3974.54=38.12%
26週移動平均との乖離は-0.46%でした。
ラッセル2000グロース÷SP500は、2013年から長期的に32%~38%のレンジで推移してきました。しかし、2020年12月中旬にこのレンジを上に離れました。7年間の持ち合いが終わり、今後数年にわたる長期的な小型成長株相場が続くと思っています。
2021年1月以降、38%を大きく上回る水準でしたが、2021/3/26の週に急落しました。小型成長株は短期的に「主要インデックスに対して非常に割安な状況」となっています。
→ 2019年4月以降の小型成長株とS500の相対比較の推移
→ 小型成長株関連投資信託のパフォーマンス(2021年2月末時点)
(過去の市場コメントは、「アメリカ成長株(米国成長株)市場」)
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