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アメリカ成長株: サージェリー・パートナーズ(Surgery Partners):外来手術センターを全米に展開

ヘルスケア・バイオ

アメリカ成長株:サージェリー・パートナーズ(Surgery Partners)の概要

サージェリー・パートナーズ
Surgery Partners Inc
ティッカーコード:SGRY
上場市場:NASDAQ National Market System

業績についてのリンク
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/annual/SGRY

サージェリー・パートナーズ社は、米国で外来手術センターと補助サービスを提供するヘルスケアサービス企業で国内に180を超える拠点を持っています。
外来手術センターは“ASC”と呼ばれていて、ここでは患者が基本的に外科手術だけを受けて宿泊することなく帰宅します。

従来の病院は患者の情報を独占し、診断から手術と術後のケアまでが完結していましたが、ASCではIT技術を使って患者の健康データを共有し、入院が不要な外科手術だけを請け負います。同社はASCを新規に建設するだけでなく、多くの既存の病院や大学などの医療施設との提携を進めることで事業を拡大しています。

ASCは年々増えつつありますが、その理由の一つにコロナのパンデミックがあります。
患者は感染リスクを避けるため病院に行かなくなり、病院側も多くの患者を抱える余裕がなくなったため手術を病院外に移す必要が生じたためです。

この状況はコロナ禍以前から進んでいて次のような理由が挙げられます。
・低コスト:医師主導で機器を選定し、採算を考えた運営ができる。
・技術:内視鏡手術などの体に負担の小さい手術方法の進歩により入院が不要の手術が増えた。
・遠隔医療:オンライン診断のための機器が発展し、通信インフラも整ってきたため診断が遠隔でできるようになった。

ASCは整形外科、心臓外科、内視鏡検査、耳鼻咽喉科、緩和ケアなど処置が短時間で済む分野で特に導入が進んでいます。

こうしたASCの拡大に伴い、ASC向けの保険、サービス、医療機器、ロボットなども登場してきていて盛り上がりを見せています。

米国ではコロナはもう過去の出来事となりつつあるようですが、今後も安く手軽な手術を求める患者のニーズはなくならないので、将来的にはほとんどの手術がASCへ移行することになるでしょう。

会社ウェブサイト
www.surgerypartners.com

 

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