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アメリカ成長株: グロウジェネレーション(GrowGeneration):園芸用品サプライヤー

その他

アメリカ成長株:グロウジェネレーション(GrowGeneration)の概要

グロウジェネレーション
GrowGeneration Corp
ティッカーコード:GRWG
上場市場:NASDAQ Small Cap

業績についてのリンク
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/annual/GRWG

グロウジェネレーション社は主に水耕栽培のための園芸・農場用品を米国のカリフォルニア、コロラド州などの中西部を中心に店舗展開していて米国内では最大規模のサプライヤーです。

個人から大規模な農場までを対象として水耕栽培用の照明・換気・培養・収穫システムや肥料・薬剤を実店舗およびオンラインショップで販売しています。種子から収穫物を得るまでに必要な全てをトータルサービスとして提供していて、その中には農場の設計や資金調達などのコンサルティングも含まれています。

ところで水耕栽培は大麻の栽培に使われることが多いため、大麻解禁が始まった米国では市場が拡大し続けています。

外界と隔てられた密閉空間での水耕栽培には、病害虫がつきにくく農薬をほとんど使わないで済む、日照・降水量の影響がなく収穫量・質が安定するなどの大きな利点があります。しかし露天栽培に比べて施設投資や高熱水道費がかかるためコスト高になりがちで、大麻のような高単価の植物でなければ黒字を出すのは困難です。

水耕栽培はまだ始まったばかりで、太古から行ってきた農業に比べて圧倒的に歴史が浅く、どんな植物でも育てられるような確立された方法はまだありません。病害虫が出にくい反面、培養環境を完全無菌状態に保つのは相当難しく、一度病害虫が出るとその時点で全て破棄し施設全体を消毒しなければなりません。

農作物の生育に何が不可欠なのか完全には解明されていなくて、土壌・光・空気・気象現象・共存する生物群などの関与についてはまだ不明な点が多いというのが現状です。

実際、水耕栽培の作物で現在流通しているほとんどがレタスであり、他の野菜では収穫量が安定しなかったり生育自体がうまくいかなかったりで、採算ベースに乗せられないことが多いのです。

 逆に言えば水耕栽培はまだ研究・開発の段階にあって、将来大きなブレイクスルーがあれば一気に発展する余地が残されていると見ることもできます。さらに今世界では温暖化による気候変動で農作物の供給が不安定化する傾向にあり、天候の影響を受けない水耕栽培のニーズは増していくと思われます。

同社に今後期待できる成長要因をまとめてみると
・店舗を全米に展開する余地
・大麻解禁が全米に広がることによる需要増
・栽培法の発展で栽培品種が増えることによる市場拡大
・温暖化の進行により天候の影響を受けない栽培法のニーズ拡大
があり、短期・長期に渡って伸びていくことが期待されます。

 会社ウェブサイト
www.growgeneration.com

 

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