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アメリカ成長株:ディジ・インターナショナル(Digi International):IoT・M2M機器を製造・販売

IT

アメリカ成長株:ディジ・インターナショナル(Digi International)の概要

ディジ・インターナショナル
Digi International Inc
ティッカーコード:DGII
上場市場:NASDAQ National Market System

業績についてのリンク
https://finance.yahoo.co.jp/quote/DGII/annual

ディジ・インターナショナル社は、IoTとM2Mのための機器と関連ソリューションを世界中に提供しているグローバル企業です。

IoTは“モノのインターネット”と呼ばれるように、家電、機械、センサーなどの様々なモノに通信機器を組み込んでインターネットを介してつなぐ技術です。
通信環境が整備されてきたこともあり、製造業や物流などの産業から家電のような身近なものまで使われるようになってきました。
IoTは人とモノの連携を強化するもので、データを収集し、それを元に人が分析して制御するという特徴を持っています。

同社はIoT通信だけでなく、モノとモノの通信であるM2M(Machine-to-Machine)通信にも力を入れていて業界をリードしていまいす。
IoTの制御には人が介在するのに対して、M2Mは直接モノ同士をつなげて自動的に作動させるための制御システムであるという点が異なります。
M2M機器同士の通信にはインターネットよりも有線、Wi-Fi、セルラー、Zigbee、LoRaなど、機器同士を直接つなぐ通信方式が多く使われます。

IoTと比べるとM2Mには
・インターネットを介さず直接機器同士をつなぐので情報伝達の遅延が生じない。
・閉じたネットワークの中でデータのやりとりをするので情報セキュリティが高い。
・人の手を介さないため自動化・効率化できる。
・通信方式の選択肢が多い。
・ISP(インターネットサービスプロバイダ)との契約が不要で通信コストが安い。
などのメリットがあり、さまざまな分野で活用されるようになっています。

同社のM2Mはセキュリティに重点を置いて設計されていて、IoT機器のログを監視し、脆弱性をスキャンすることで設定が改ざんされていないか常に監視します。
インターネットに接続されているIoT機器は常にサイバー攻撃の脅威にさらされているため、こうしたセキュリティ対策は特に重要です。

同社のM2Mは主に以下のような用途で活用されています。

  1. 屋外デジタルサイネージ:デジタル広告や情報表示板のリモート管理と更新
  2. 水・廃水管理:水質監視や浄化プロセスの自動化
  3. スマートシティ照明:街灯の遠隔操作やエネルギー効率の最適化
  4. 都市交通:公共交通機関の運行状況のリアルタイム監視や運行スケジュールの最適化
  5. 交通管理:交通信号機の制御や交通量の監視
  6. スマート農業:作物の健康状態の監視や灌漑システムの制御
  7. インフラ事業の計測機器:電気・ガスなどのエネルギー消費量のリモート監視のためのスマートメーター
  8. 製造自動化:生産ラインの自動制御や品質管理プロセスの最適化

M2Mは最近急速に発展していますが、これはコロナパンデミックの中で人々の接触を減らすことが求められ、遠隔操作や自動化のシステムの構築が急がれたからです。
またコロナ後の人手不足が自動化の促進に拍車をかけている上に、自動化がもたらす人件費の削減効果が歓迎され、M2Mの需要はよりいっそう増しています。

M2Mはまさにこうしたニーズに応えるもので、人の手に頼らない便利で快適な“スマート社会”を築いていく上で欠かせない存在となっていくでしょう。

会社ウェブサイト
www.digi.com

 

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