2023年2月10日の米国小型成長株インデックス(Russell 2000 Growth)は、1191.88で終わりました。一週間前に比べ40.02の反落(-3.25%)でした。主要インデックスのNYダウ(前週末比-0.17%)やSP500(前週末比-1.11%)に比べてもかなり大きな下落でした。
一週間前に発表となった雇用統計の強さにより、一度盛り上がった「金利引き締めの終わり」期待が一気にしぼみ、再び冴えない相場に逆戻りしました。一週間前に好調であった小型成長株は、その反動もあり相対的に大きな下落となっています。結果的にこの2週間でほぼ同じ程度のリターンになりました。
<小型成長株相場とラッセル2000グロース VS SP500 >
2023年2月10日時点の、ラッセル2000グロース÷SP500は1191.88/4090.46=29.14%
26週移動平均との乖離は+0.19%でした。
ラッセル2000グロース÷SP500は、2013年から長期的に32%~38%のレンジで推移してきました。2020年12月中旬にこのレンジを一次上に離れ43%まで急上昇しました。しかし、その後継続的に下落し、レンジの下を抜けました。2022年7月から反発トレンドになっていますが、現在でも歴史的な安値水準にあります。
→ 2020年1月以降の小型成長株とS500の相対比較の推移
→ 小型成長株関連投資信託のパフォーマンス(2022年12月末時点)
(過去の市場コメントは、「アメリカ成長株(米国成長株)市場」)
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