あけましておめでとうございます。
今年もよろしくいたします。
2022年は小型成長株にとって、非常に厳しい一年でした。金利上昇+業績不安、さらに仮想通貨関連株は会社の存続にかかわるダメージもあり、強烈な売り市場となりました。
2022年の最後の一週間はクリスマス休暇もありほぼ横ばいとなりましたが、2023年の最初の一週間は、少し明るい兆しが見えた市場でした。
2023年1月6日の米国小型成長株インデックス(Russell 2000 Growth)は、1105.09で終わりました。一週間前に比べ14.97の上昇(+1.37%)でした。主要インデックスのNYダウ(前週末比+1.46%)やSP500(前週末比+1.45%)とほぼ同程度の上昇でした。
金曜日に発表された、雇用統計(特に時給)と非製造業景況感指数が、市場の期待より良かった(景気はそんなに悪くなく、一方でインフレ圧力につながりそうなデータは沈静化)ため、株式市場は上昇しました。
一方で、このサイトでも何度も紹介しているシルバーゲート(仮想通貨に特化した銀行)は、預金が7割減少するなど、仮想通貨関連株の試練は続いています。
<小型成長株相場とラッセル2000グロース VS SP500 >
2023年1月6日時点の、ラッセル2000グロース÷SP500は1105.09/3895.08=28.37%
26週移動平均との乖離は-0.42%でした。
ラッセル2000グロース÷SP500は、2013年から長期的に32%~38%のレンジで推移してきました。2020年12月中旬にこのレンジを一次上に離れ43%まで急上昇しました。しかし、その後継続的に下落し、レンジの下を抜けました。2022年7月から反発トレンドになっていますが、現在でも歴史的な安値水準にあります。
この半年は、28%~29%の水準で横ばいとなり悪化は止まっています。景気悪化や金利上昇のダメージを受けやすいため、12月は一時28%を下回りそうでしたが、何とか横這いを続けています。
但し、長期的には相当安値にあるので、長期投資の視点では「主力株を買うより、小型成長株を買うべき」と思っています。
→ 2020年1月以降の小型成長株とS500の相対比較の推移
→ 小型成長株関連投資信託のパフォーマンス(2022年11月末時点)
(過去の市場コメントは、「アメリカ成長株(米国成長株)市場」)
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