2021年4月2日の米国小型成長株インデックス(Russell 2000 Growth)は、1549.65で終わりました。一週間前に比べて、38.55ポイントの反発(+2.28%)でした。主要インデックスのNYダウ(前週末比+0.24%)やSP500(前週末比+1.14%)をアウトパフォームしましたが、この2か月大きく割負けしており、まだ「少し負けを取り戻した」という感じのレベルです。
<本格化する業績相場>
ワクチンの接種が順調に進み、少なくとも一回接種を受けた米国市民は1億人となりました。一段と各種の経済活動の制限への緩和が進むため、景気回復も本格化します。業績相場が本格化するとともに、インフレへの不安から長期金利の上振れもあり、「上下に振られやすい、上昇トレンド」が継続します。
小型成長株はベータが高い傾向があり、「(主要インデックスに比べて)さらに大きく上下に振られながら、さらに強い上昇トレンドをたどる」可能性があります。トレンドを買う、押し目を買うという投資スタイルが有効であると思っています。
<小型成長株相場とラッセル2000グロース VS SP500 >
2021年4月2日時点の、ラッセル2000グロース÷SP500は1549.65/4019.87=38.55%
26週移動平均との乖離は-0.21%でした。
ラッセル2000グロース÷SP500は、2013年から長期的に32%~38%のレンジで推移してきました。しかし、2020年12月中旬にこのレンジを上に離れました。7年間の持ち合いが終わり、今後数年にわたる長期的な小型成長株相場が続くと思っています。
2021年1月以降、38%を大きく上回る水準でしたが、3月に急落しました。小型成長株は短期的に「主要インデックスに対して非常に割安な状況」が継続しています。
→ 2019年4月以降の小型成長株とS500の相対比較の推移
→ 小型成長株関連投資信託のパフォーマンス(2021年2月末時点)
(過去の市場コメントは、「アメリカ成長株(米国成長株)市場」)
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