2021年2月26日の米国小型成長株インデックス（Russell 2000 Growth）は、1575.23で終わりました。一週間前に比べて、86.27ポイントの大幅続落（-5.19%）でした。主要インデックスのNYダウ（前週末比-1.78%）やSP500（前週末比-2.45%）に比べてもかなりのアンダーパフォームでした。
＜金融相場の終わり？＞
先週のこのコメントで指摘した通り、株式市場は金利の上昇を気にする展開になりました。ジャブジャブの超金融緩和に支えられてきた金融相場が終わりを迎えそうです。
米国長期金利の上昇により、利食い売りが一気に出たことで、株式市場は下落となりました。特に、昨年12月以降、急激に上げていた米国小型成長株は、その上昇の反動もあり、かなり大きな下落となっています。業績相場が始まるまで、しばらく不安定な相場となりそうです。
＜小型成長株相場とラッセル2000グロース VS SP500 ＞
2021年2月26日時点の、ラッセル2000グロース÷SP500は1575.23/3811.15=41.33%
26週移動平均との乖離は、+3.75%でした。
ラッセル2000グロース÷SP500は、2013年から長期的に32％～38％のレンジで推移してきました。しかし、2020年12月中旬にこのレンジを上に離れました。7年間の持ち合いが終わり、今後数年にわたる長期的な小型成長株相場が続くと思っています。
短期的には、昨年12月以降急激なアウトパフォーマンスが続き、小型成長株は割高となっていましたが、この2週間の急落で小型成長株の割高感はかなり薄れました。
→ 2019年4月以降の小型成長株とS500の相対比較の推移
→ 小型成長株関連投資信託のパフォーマンス（2021年1月末時点）
(過去の市場コメントは、「アメリカ成長株(米国成長株)市場」)
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