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アメリカ成長株:シマレックス・エナジー(Cimarex Energy):生き残ったシェール石油・ガス関連銘柄

エネルギー

アメリカ成長株:シマレックス・エナジー(Cimarex Energy)の概要

シマレックス・エナジー
Cimarex Energy Co
ティッカーコード:XEC
上場市場:NYSE

業績についてのリンク
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/annual/XEC

世の中は、ESGの流れがあり、再生エネルギーへの傾斜が進んでいます。このサイトでも太陽光、資源の再利用、といった「環境にやさしい」企業をいくつか紹介してきました。しかし、今回紹介するシマレックス・エナジーは、この流れの逆を行く会社です。シェール石油・ガスの探索・生産会社です。

地球温暖化の解決を主要な政策目標としているバイデン政権になってから皮肉なことに、米国は大寒波に襲われました。大寒波になると風力や太陽光等の再生エネルギーは、発電ができません。急激な電力不足となり、テキサス州では多くの家が停電となりました。火力や原子力などの「天候に左右されない電源」を持たないと、天候に左右される再生エネルギーを活用できない、という非常に「不都合な真実」があります。

もちろん正論は、「安価で性能の高い電池を備えることで、不安定な再生エネルギーの問題を解決する」というものです。しかし、「短期的に確実なエネルギー源としての化石燃料」というものがあるのも純然たる事実です。「逆張り」的な視点で、旧型のエネルギー源である「石油・天然ガス関連」というのも、投資対象としては考慮できます。

シマレックス社は、米国の内陸部(テキサス、ニューメキシコ、オクラホマ)に「シェール油田、ガス田」を持つ会社です。2020年にコロナによるエネルギー消費急減により原油・天然ガス価格が暴落したため、多くのこれらシェール関連企業が破綻しました。

しかし、シマレックス社は生き残りました。背景は「持っている油田・ガス田の生産コストが比較的低かったこと」「財務体質が優れていたこと」「原油・天然ガス価格の下落に対して適切なヘッジを行ってきたこと」等です。

2020年は原油価格・ガス価格の急落により、「油田・ガス田の評価損」が収益を大幅に悪化させます。しかし、同社の場合、損益分岐点はWTI価格で35ドル程度とかなり低く、フリーキャッシュフローもプラスです。現在のクレジット・レイティングはムーディーズ:Baa3、S&P:BBB‐、フィッチ:BBB‐、と「かろうじて」投資適格レベルです。さらに、8.125%もの高い配当を支払っている優先株も4300万ドル分買戻しを行っています。

同社が油田・ガス田を持つ米国内陸部は非常に歴史が古く、通常の油田は枯渇しています。しかし、一方で、新しい技術により「これまで掘削できなかった資源が掘削できる」「これまでより安い値段で掘削できる」さらに「これまでより環境負荷が少なく掘削できる」という発展があります。もちろん、消費地に近いという「地政学的」なメリットもあります。

エネルギーについては、メインストリームは再生エネルギーです。しかし、化石燃料への需要がまったくゼロになるわけではありません。今回のテキサス大停電を見れば、「再生江ネルギーへの極端な傾斜は、むしろ経済リスクを高める」という現実もあります。エネルギー企業としては小さな会社ですが、今回のコロナを生き残った「残存者利益」を得られるシマレックス・エナジーは、今後とも注目したい会社です。

会社ウェブサイト
www.cimarex.com

 

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