アメリカ成長企業

将来面白いことになりそうなアメリカの成長企業を紹介します。

アメリカ成長株投資に興味のある方はこちらへ

アメリカ成長株市場の動き-2024-06-28

アメリカ成長株市場 アメリカ成長株(米国成長株)市場
アメリカ成長株

2024年6月28日の米国小型成長株インデックス(Russell 2000 Growth)は、1337.07で終わりました。一週間前に比べ11.72(+0.88%)の続伸でした。主要インデックスのNYダウ(前週末比-0.08%)とSP500は(前週末比-0.08%)となり、一週間前が小型成長株が相対的に弱かった反動で、主力株をかなり上回る上昇となりました。

今週も発表された経済指標は、強弱感が混ざった感じです。6月28日に発表されたPCE指数は予想より弱かったために、やや利下げ期待が高まったものの、債券価格は逆に6月28日上昇しており、市場は方向感のない一週間でした。

<米国小型成長株の出遅れ、割安さ>
最近発表されている経済資料はまちまちです。しかし傾向としては
・景気は底堅い
・インフレの低下は予想よりスピードが遅い。しかしインフレが加速しているわけではない
・このため利下げのタイミングは先に延びてきた。しかし、利上げ局面は終わっている。
このような環境は、米国小型成長株にとっては、決して悪い環境ではありません。

利下げタイミングが先になったとしても、一時のような大幅なインフレが来ているわけではありません。景気が堅調だからインフレの低下が鈍っているだけです。全体としてはプラスの環境です。
また、金利もタイミングはともかく低下トレンドであり、さらに利上げ環境にはなりそうにありません。

外部材料が落ち着けば、小型成長株にとって良好な環境となります。時間をかけて堅調な市場が続くと思っています。
(下記のラッセル2000グロース÷SP500も参照ください)

<外部材料>
従来から、以下の4つの材料を懸念しています。
・中国経済
・欧州政治
・中東問題
・ウクライナ
今週も先週に引き続き、小型成長株に影響を与える動きはありませんでした。
しかし、6月30日のフランス総選挙の結果、イスラエルとレバノンの緊張、ロシアがいくつかの戦線で突破の可能性があることから、近々再び外部材料の注目度があがりやすい局面になりそうです。

<小型成長株相場とラッセル2000グロース VS SP500 >
2024年6月28日時点の、ラッセル2000グロース÷SP500は1337.07/5460.48=24.49%、
26週移動平均との乖離は-1.05%でした。

2020年12月中旬に長期的な持ち合いレンジを上に離れ43%まで急上昇しました。しかし、その後継続的に下落し、レンジの下を抜けました。その後も一貫して下落していましたが、「FRBの利上げ局面終了」により、2022年5月からやや持ち直しました。

しかし、昨年後半から、大型株は一部のIT銘柄に引っ張られる形で非常に堅調であるのに対して、小型成長株の上昇率は「利下げが明確にならない」ため上昇速度が「相対的に少ない」状況です。(実際には、小型成長株の決算も悪くないのですが、市場は正当に評価していません)

結果的に、現在の状況は歴史的な割安状態を更新し続けています。
主力インデックスに比べて、「歴史的な割安状態」にあると考えており、小型成長株の本格的・長期的なリカバリー相場を期待しています。
(外部材料の悪化が続いています。心配しています。)

→ 2020年9月以降の小型成長株とS500の相対比較の推移
→ 小型成長株関連投資信託のパフォーマンス(2023年10月末時点)

(過去の市場コメントは、「アメリカ成長株(米国成長株)市場」)

コメント

タイトルとURLをコピーしました