2023年4月21日の米国小型成長株インデックス(Russell 2000 Growth)は、1157.40で終わりました。一週間前に比べ+10.88の小幅続伸(+0.95%)でした。主要インデックスのNYダウ(前週末比-0.82%)やSP500(前週末比-0.10%)は下落しており、市場の落ち着きによって小型成長株の割安がやや修正された感じでした。
今週は、金利も落ち着き、景気の強弱、金融不安の行方等、次の動きを探る一週間でした。
<小型成長株相場とラッセル2000グロース VS SP500 >
2023年4月21日時点の、ラッセル2000グロース÷SP500は1157.40/4133.52=28.00%
26週移動平均との乖離は-0.76%でした。
シリコンバレー銀行の破たん以来、「比較的財務状況の健全な大型株を買い、財務力が?の小型株を売る」という流れが継続しており、比率は下落トレンドをたどっています。
ラッセル2000グロース÷SP500は、2013年から長期的に32%~38%のレンジで推移してきました。2020年12月中旬にこのレンジを一次上に離れ43%まで急上昇しました。しかし、その後継続的に下落し、レンジの下を抜けました。2022年7月から反発トレンドでしたが、SVB破綻以後に再び安値近辺まで下落しています。
市場環境は引き続き厳しいですが、長期的な視点で見れば、小型成長株は歴史的な買い場となっています。
→ 2020年1月以降の小型成長株とS500の相対比較の推移
→ 小型成長株関連投資信託のパフォーマンス(2023年3月末時点)
(過去の市場コメントは、「アメリカ成長株(米国成長株)市場」)
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