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アメリカ成長株市場の動き-2020-06-12

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アメリカ成長株

2020年6月12日の米国小型成長株インデックス(Russell 2000 Growth)は、996.60で終わりました。一週間前に比べて、72.59ポイントの大幅反落(-6.79%)でした。主要インデックスのNYダウ(前週末比-5.55%)やSP500(前週末比-4.78%)に比べても、アンダーパフォームしています。この1ケ月ほど主要インデックス対してアウトパフォームしていた分をほぼ吐き出した感じです。

「コロナ第二派への懸念がでてきた」と言われていますが、一番の原因はこの3ヶ月の反発スピードが速すぎ、かつ水準自体が相当割高であったことから「利食いが入った」ことが、メインの理由であると思っています。

<コロナの感染データ>
このコメントでは、かなり前から下記のウェブサイトで示される、「Active Cases(現在治療中の患者数)」と「Daily New Deaths(日ごとの新規死者数)」をモニタリングしています。(特にカリフォルニア州とテキサス州)

United States COVID - Coronavirus Statistics - Worldometer
United States Coronavirus update with statistics and graphs: total and new cases, deaths per day, mortality and recovery rates, current active cases, recoveries...

確かにカリフォルニア・テキサスともに感染者は増えていますが、日次の死者の水準はあまり増加していません。今後、経済活動再開+人種差別問題への抗議の影響がどの程度になるのかが、重要だと思っています。感染者が増加しても、日次の死者が急増しなければ、そんなに大きな売り材料にはならないと思っています。

<米中の緊張>
今週も、トランプ政権はデモに集中していたため、新しい動きはありませんでした。
引き続き、「中国・香港への次の一手」を注目しています。

<米国の小型成長株の割安について>
6月12日時点の、ラッセル2000グロース÷SP500は996.60/3041.31=32.77%
26週移動平均との乖離は、+0.21%でした。
ラッセル2000グロース÷SP500は、長期的に32%~38%のレンジで推移していました。

短期的には中立、長期的にはまだ小型成長株は割安、という感じです。

→ 小型成長株の割安度の長期的な趨勢
→ 小型成長株の長期的な割安状態を活用する投資方法

(過去の市場コメントは、「産業カテゴリー」の「アメリカ成長株(米国成長株)市場」をクリックしてください)

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