アメリカ成長企業

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アメリカ成長株市場の動き-2020-05-01

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アメリカ成長株

2020年5月1日の米国小型成長株インデックス(Russell 2000 Growth)は、891.04で終わりました。一週間前に比べて、7.48ポイントの上昇(+0.85%)でした。主要インデックスのNYダウ(前週末比-0.22%)やSP500(前週末比-0.21%)はやや下落なので、少しアウトパフォームしていますが、全体としては横ばいの一週間でした。

どのインデックスもコロナショックによる下落の半分程度戻しており、持ち合いに入っています。実態経済と企業業績の悪化というマイナスと、金融・財政政策による下支えというプラスが均衡した状況で、次の動きを待っている状態です。次の相場のトレンドは「薬」「経済活動再開」「米中の緊張状態」次第となります。

<薬と経済活動再開について>
「薬」については、米国政府はレムデシビルを認可しました。「経済活動再開」については既に半分近くの州が、再開に向かっています。相場のトレンドを決めるのは「結果」になります。

この場合「結果」とは、「死亡者数」と「現在の患者数」と思っています。

下記のウェブサイトで示される、「Active Cases(現在の患者数)」と「Daily New Deaths(日ごとの新規死者数)」を注目しています。
https://www.worldometers.info/coronavirus/country/us/

<米中の緊張について>
各種世論調査によれば、米国市民の7割程度が「中国に悪い印象」を持ち、8割程度が「コロナ問題の責任は中国にある」と考えています。大統領選挙が迫る状況で、トランプ氏・バイデン氏ともに「自分の方が中国に厳しい」というアピールする必要があります。

短期的には、米中緊張は株価にマイナスです。しかし長期的には新しいビジネス環境を作るため、「米国成長株、特に機敏に動ける小型成長株」にとっては、プラスになると思っています。

<米国の小型成長株の割安について>
5月1日時点の、ラッセル2000グロース÷SP500は、892.04/2830.71=31.51%
26週移動平均との乖離は、-1.16%。

3月末の異常な水準からは戻ってきたものの、依然として長期的なレンジである32%~38%に比べて割安な水準となっています。
→ 小型成長株の割安度の長期的な趨勢
→ 小型成長株の反発を取る投資

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