アメリカ成長株:VCA(VCA)の概要
VCA
VCA Inc
ティッカーコード:WOOF
上場市場:NASDAQ National Market System
業績についてのリンク
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/annual/WOOF
コロナのパンデミックは産業界に大きな打撃を与えましたが、ペット産業は影響を受けないばかりか、むしろ成長する結果となりました。
コロナ禍で人と会わないようになり、その代わりにペットを飼って愛情と手間をかけるになったためと言われています。
以前では考えられないほどペットの地位が向上し、室内飼い、専用のペットフード、定期的なトリミングと健康診断が当たり前になりました。
家族の一員となったペットには人間並みの高度な医療を受けさせたいと飼い主が思うのは当然で、ペット医療も人間のレベルに追いつく勢いで発展しています。
今回紹介するVCA社は、ペット向けの医療サービス全般を全米とカナダに提供していて、動物病院のネットワークを運営しながらペット医療の技術開発も進めています。
ペット医療と言っても人間の医療に匹敵する内科、腫瘍学、眼科、皮膚科、心臓病学などの専門的な治療です。
全米で最大の獣医診断研究所を持ち、高度な検査とコンサルティングサービスを獣医に提供しています。
高度な医療に加えて、医薬品の提供、定期予防接種、健康診断、避妊去勢手術、歯科治療などの基本的なペット向けの健康プログラムも実施しています。
飼い主はリマインダーやライブチャット機能のついた“myVCA”というスマホアプリによって、来院予約、投薬管理、最新情報の閲覧などができます。
高度なペット医療から身近なケアまでを網羅していて、ペットの健康を第一としつつ、飼い主の要望にも応えたキメの細かいサービスとなっています。
コロナの巣ごもり消費の一環としてペット市場は拡大したと言われていて、コロナ後にはペットブームが去りペットの飼育放棄が増加するという懸念がありましたが、実際にはそのようなことにはならずに定着しているようで、ペットシェルターに収容される犬や猫の数に変化はないとのことです。
コロナ禍は継続しているペットブームをブーストしただけであって、ペット市場の拡大傾向に変化はないと考えられていて、同社が提供する総合的なペットヘルスケアのニーズがますます高まると期待されています。
会社ウェブサイト
www.vcaantech.com
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