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アメリカ成長株:ウィネベーゴ・インダストリーズ(Winnebago Industries):キャンピングカーの製造・販売会社

耐久消費財

アメリカ成長株: ウィネベーゴ・インダストリーズ(Winnebago Industries)のアップデート

ウィネベーゴ・インダストリーズ
Winnebago Industries, Inc.
ティッカーコード:WGO
上場市場:NYSE

業績についてのリンク
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/annual/WGO

ウィネベーゴ・インダストリーズについては、以前一度紹介しました。下記のページも参照ください 。
→ ウィネベーゴ・インダストリーズの概要

2020年の5月、コロナ第一波の直後に「2020年の夏の休暇は、キャンピングカー利用の需要が高まる」という話で、ウィネベーゴ社を紹介しました。その後、業績は順調に回復し、その後コロナ前を超えて一段の成長となっています。

前回紹介させていただいたように、同社は小型~大型まで様々な種類のキャンピングカーを製造(正確には改造)、販売しています。また、レジャーボートにも進出しています。アウトドア活動の「一番お金のかかる部分」を取りに行っている会社と言えます。

これらのレジャー用乗り物(RV)市場は、2020年3月~5月にはコロナにより壊滅的なダメージを受けました。しかし、2020年6月以降は急速に回復し、対前年比で30%~40%増となっています。

さらに同社は、この成長市場において、市場シェアを拡大させています。
キャンピングカー市場では、コロナ前(2019年)の15%→コロナ後(2020年~2021年1月まで)の21%にまで急上昇しています。
Towable(車の後ろに付けて引いていくタイプ)も、2019年の9%→2020年~2021年1月では10%~12%に上がっています。

このような良好な市場環境+シェアアップにより、同社の業績も絶好調、という感じです。
2021年2月までの四半期(2020年12月~2021年2月)の業績は、売上840百万ドル(前年同期626百万ドル)、営業利益100百万ドル(同30百万ドル)となっています。前年同期は2019年12月~2020年2月なのでコロナ前の業績となるため、コロナ前の水準を大幅に超える「レコード(=新記録)」を出したことになります。

ここまでは「過去」の話ですが、今後もかなり良好な市場環境が期待されます。
同社が紹介している(同社にとって都合の良いデータではありますが)世論調査によれば
・55歳以下の消費者の68%が、キャンプ、ハイキング、ボート、国立公園や州立公園訪問、等のアウトドアの経験をしている*
・米国国民の60%が2020年にアウトドア活動を行った。そのうち31%は、2020年になって初めてアウトドア活動を行った。*
・新しくキャンプを行った人々の55%は、ミレニアル世代**
・コロナ後に、新しくキャンプに行った人々の82%は子持ちである**

* Padilla Spotlight Methodology 2020/11のオンライン調査
** Kampgrounds of America 2020/10の調査

とのことです。

「コロナをきっかけに、アウトドアへの関心が高まり、さらにその新顧客の多くが新世代である」と言えます。単なる「コロナからの回復」ではなく、「コロナをきっかけにした新たな成長時代」に入りつつあると言えます。

このような業界全体が上げ潮である中で、シェアアップで実証された高い商品力もあるため、ウィネベーゴ・インダストリーズ社について今後も注目していきたいと思っています。

会社ウェブサイト
https://www.winnebagoind.com

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