アメリカ成長株:バロニス・システム(Varonis System)の概要
バロニス・システム
Varonis System Inc
ティーカーコード:VRNS
上場市場:NASDAQ National Market System
業績についてのリンク
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/annual/VRNS
ニューヨーク州ニューヨークに本社を置く、企業向けセキュリティプラットフォームを提供する企業です。2004年に設立され、2014年3月にNASDAQに上場しました。2020年度の売上は2億9268万ドル、従業員は1719人です。
バロニスではサイバーセキュリティから企業のデータを守るためのデータセキュリティプラットフォームを提供しています。2021年現在、NASAやNASDAQ・TOYOTAなどの世界の大手企業をはじめとした6000超の企業、日本を含む150の国や地域で利用されています。
サイバーセキュリティとは、コンピュータやネットワーク領域における不正アクセス、および不正アクセスにより発生した情報漏洩や改ざんなど、いわゆるサイバー攻撃と呼ばれるものを防止することを指します。バロニスではそのようなセイバーセキュリティの中でも、データ保護に注力したサービスを提供しています。
平均で組織のデータの20%は従業員全員がアクセス可能となっています。このため、サイバー攻撃の70%は発見されるまでに月単位や年単位の時間を要します。
しかし、バロニスのデータセキュリティプラットフォームを利用することで、重要なデータの保管場所を正確に管理したり、従業員のデータの使用状況をリアルタイムに把握できるようになります。またデータやシステム上のアクティビティを分析することで、内部者による脅威および外部からのサイバー攻撃を検出し、サーバー攻撃を未然に阻止することができます。
さらにデータ保護のための定型業務を自動化して安全な状態を効率よく維持するなど、セキュリティ対策と同時にコスト削減をもたらせてくれます。
バロニスのプラットフォームは他社のデータ管理システムにも広く対応しています。その中でも特にWindowsやSharepoint、Office365といったMicrosoft製品との親和性が高くなっています。
対応システムおいては、異常なデータのアクセスの検出や、クラウド上に保管されたファイルを共有するための共有リンク経由の機密データ漏洩の可視化、リスクの高い権限設定の修正、疑わしいアクティビティの警告など、各製品の機能に密接に対応してセキュリティを強化してくれます。
バロニスではプラットフォームのほか、データセキュリティのためのテクニカルサポートも行っています。設定のトラブルシューティングや不正なアクティビティ検出時の警告の調整、またセキュリティ事故の調査や対策を実施しています。数多くの企業かつさまざまな業界で得た知見をもとにしたセキュリティ対策の運用計画も行ってくれ、企業にとって頼もしい存在です。
リモートワークでのワークスタイルも増えた現在、企業はセキュリティにおいて新たな課題を抱えています。安全でないネットワークやデバイスが利用されることにより、情報漏洩の危険性が高まるため、企業はサイバーセキュリティにより関心が高まり、また急務な課題ともなりました。
バロニスのデータプラットフォームはこのような課題の解消や対策をサポートしてくれ、オンライン上で多種多様かつ膨大なデータを保有する企業にとって、今後ますます重要性が高まってくると思われます。
会社ウェブサイト
https://www.varonis.com/ja/
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