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アメリカ成長株:テラデータ(Teradata):データベース管理システムを提供するソフトウェア会社

IT

アメリカ成長株:テラデータ(Teradata)の概要

テラデータ
Teradata Corp
ティーカーコード:TDC
上場市場:NYSE(ニューヨーク証券取引所)

業績についてのリンク
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/annual/TDC

カリフォルニア州サンディエゴに本社を置く、データベース管理システムの提供を中核とするソフトウェア企業です。1979年に設立され、2007年にニューヨーク証券取引所に上場しました。同2007年にはテラデータは日本法人として日本テラデータ株式会社を設立しています。2018年度の売上は21億6400万ドル、従業員は10152人です。

データベース管理システムとは、データの保存や検索・更新・共有などのデータ管理が行えるソフトウェアのことです。多くのシステムでは保存したデータをもとに画面上に情報の表示や内部処理を行っており、情報をデジタル化して保管したり取り扱うためにデータベースは必須のソフトウェアとなっています。

テラデータはそのようなデータベース管理システムを取り扱う企業の中で、世界でも特に歴史の長い企業です。提供するデータベースは世界75カ国以上で展開されており、さらに今では世界の各業界トップ10企業のほとんどが同社のデータベースを導入しています。また、100以上のテクノロジーパートナーも存在する、データベースと分析テクノロジーにおけるリーディングカンパニーです。

同社のデータベースの特徴は、分析超並列処理(MPP)です。MPPでは極めて多くのコンピュータを同時並列的に動作させることで高性能なシステムにし、処理性能を向上させます。この技術によりギガバイトの100万倍であるペタバイト規模のデータを取り扱うことができ、複雑な分析などの処理の高速化を実現しています。

テラデータはデータベース管理システム以外にも、クラウドデータ分析プラットフォームに強みがあります。データの重要性を把握している企業は多くありますが、企業内のほとんどのデータは使用されていません。同社のTeradata Vantageは、企業内に散財するデータを画面上の操作で統合し、AIによって企業に深い洞察を提供します。

さらに、Amazon Web Services、Microsoft Azure、Teradataマネージドクラウド、VMwareなど各クラウドプラットフォーム上での利用に対応し、頭金ゼロの従量課金制で、企業のさまざまな要件への適応が可能な柔軟なプラットフォームになっています。

データの重要性はデジタル化が進む現代において、あらゆる企業において重要な要素として捉えられています。しかし一方で、システム間で連携が取れていない状態や・複雑化・重複化・維持コストなどの様々な課題もあります。

テラデータは「データの力でビジネスと人々の生活をより良くする」ことをミッションに掲げており、これら課題の解消に向け取り組んでいます。テラデータのCEOであるオリバー・ラッゼスバーガー氏はデータ活用により気候変動や人口問題、企業、人の変革も可能とも述べられており、データ業界の今後が楽しみです。

会社ウェブサイト
https://www.teradata.jp/

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