アメリカ成長株: タスクアス(TaskUs)の概要
タスクアス
TaskUs Inc
ティーカーコード：TASK
上場市場：NASDAQ National Market System
業績についてのリンク
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/annual/TASK
ビジネス・プロセス・アウトソーシング事業を行う企業です。2008年にフィリピンで設立され、2018年7月にテキサス州ニューブランフェルズに移転、2021年6月にNASDAQに上場しました。2020年度の売上は4億7804万ドル、従業員は27,500人です。
ビジネス・プロセス・アウトソーシング（BPO）とは企業の業務プロセスを一括して外部に委託する経営手法のことです。業務の一部を外部に委託する一般的なアウトソーシングと異なり、BPOでは業務の企画・設計・実行・分析といった一連の業務プロセスを一括して委託することが特徴です。
BPOの対象となる業務は、企業において利益を生み出すコア業務ではなく、日々の事務処理や定型業務などの直接的に利益を生まないノンコア業務が主となります。企業はノンコア業務を対象にBPOを行うことにより、コア業務に自社の人員を集中させることができます。
タスクアスでは高成長のテクノロジー企業を対象にBPO事業を行っています。従業員の7割は創業国であるフィリピンに在籍しており、世界では8ケ国20拠点、120以上のテクノロジーパートナーが存在します。
対象の業務プロセスとしては、カスタマーサポート・セキュリティ管理・AIオペレーション・コンサルティング・スタートアップ企業の支援を中心としています。
カスタマーエクスペリエンス（顧客体験）では、課金や技術等に関するクライアントサービス、Eメール・チャット・SNS等でのデジタルサポートを行い、顧客満足度の向上に貢献しています。NPS（ネットプロモータースコア）と呼ばれる、顧客がその商品・サービスを周囲に紹介したいかという顧客ロイヤルティ測る指標では、75ptという驚異的に素晴らしい水準であるスコアを獲得しています。
また、AIオペレーションではデータラベリングサービスを提供しています。データラベリングはマシンが情報を理解できるように情報一つ一つにラベル付けすることであり、そのラベル付のデータ量や質によってAIの精度が大きく変化します。タスクアスはデータラベリングで10年以上の経験を有しており、非常にパフォーマンスの高いサービスを提供しています。
タスクアスは2021年だけでも、BPO of the YearやBest Company Cultureなど40以上もの賞を受賞しました。売上高も2015年から指数関数的に伸びており、急成長している企業です。
様々なテクノロジー企業が成長してきている昨今ですが、その分人材の確保は重要性が高いものとなっています。そんな成長企業の成長を後押しするためのBPOを提供し、ともに成長し続けているのがタスクアスという企業です。
会社ウェブサイト
https://www.taskus.com/
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