米国の小型成長株のインデックスである、ラッセル2000グロースと主要インデックスであるSP500を、「ラッセル2000グロース÷SP500」の割合を使って比較しています。
20年間という超長期ではラッセル2000グロースはSP500を上回るリターンを上げています。2013年以降、「ラッセル2000グロース÷SP500」は32%~38%のレンジで推移していましたが、2020年12月中旬になって、この長期レンジを上抜けました。
しかし、その後再び32%~38%の水準に戻り、さらに米国の金融引き締めにより下落し、この長期的なレンジも下に抜けています。
<最新の水準>
2025年3月28日時点の、ラッセル2000グロース÷SP500は1315.18/5580.94=23.57%、
26週移動平均との乖離は-1.40%でした。
現在の水準は「この比率の新安値」です。米国小型成長株は、新たな「相対的な下落水準」に落ち込んでいます。長期的にみれば「異常値」がさらに「異常に」なっている状況です。
しかし、トランプ政策は長期的には米国小型成長株にとってプラスであると思っています。
「超割安な小型成長株の、長期的な買い場」を提供していると思っています。
(参考)
2002年以降の超長期の動きはこちらへ