アメリカ成長企業

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アメリカ成長株:フルーア(Fluor):幅広い分野の建設・エンジニアリング会社

産業機械

アメリカ成長株:フルーア(Fluor)の概要

フルーア
Fluor Corp.
ティッカーコード:FLR
上場市場:NYSE(ニューヨーク証券取引所)

業績についてのリンク
https://finance.yahoo.co.jp/quote/FLR/annual

フルアー社は、エネルギー、化学、採掘、インフラ、製造、ライフサイエンス、航空宇宙、防衛、テクノロジー、環境、通信、自動車産業などの多岐にわたる産業分野において、エンジニアリング、調達、建設、プロジェクト管理サービスを提供しており、顧客には米国連邦政府も含まれています。

サービス地域は、北米、ヨーロッパ、アフリカ、中東、ラテンアメリカ、アジア太平洋地域となっており、世界中にグローバル展開しています。
世界中に従業員を配置することで地元との関係性を構築し、競争が激しいこの市場においても強い競争力を維持しています。
地元のパートナー企業と提携を結び、分散型の効率的なサプライチェーンを構築してコスト効率を上げています。

事業の性質上、従業員が大型機器、危険なプロセスや物質と接触するリスクがあるため、同社は職場の安全性確保に重点を置いています。
これは、リスク低減、従業員確保、モラル向上、生産性向上、コスト削減、企業イメージ向上に役立っています。

同社の事業は1912年に石油精製所、パイプライン、石油・ガス産業などの施設建設から始まりました。20年ほど前から温暖化ガスの問題に注目し、石油・ガス業界では早くから脱炭素化を進めてきました。
それ以降は長年にわたって産業の環境対策に積極的に取り組んでいて、この業界におけるリーディングカンパニーとなっています。

近年では特に、再生可能エネルギー導入、エネルギー効率向上、炭素排出削減、クリーンテクノロジープロジェクトなどのエネルギー転換事業に注力していて、化石燃料から低炭素燃料への移行を支援しています。

このクリーンエネルギープロジェクトには、廃棄物のエネルギー変換、水素・核エネルギーが含まれています。
同社は新しいクリーンエネルギー技術の開発にも取り組んでいて、NuScale社との提携により、小型モジュール型原子炉(SMR)技術の商業化を目指していて、2029年から稼働予定となっています。

SMRはNuScale社が設計するモジュールを搭載した次世代の原子炉で、小型であるために、熱量が小さくて安全、工場組立のため精度が高い、出力調整が可能、建設・運用コストが低い、導入障壁が低いなどの優れた特徴を持っています。
さらにエネルギー転換の他にも、化学、レアアース、ライフサイエンス、先進技術、デジタル化、政府サービス、インフラなどの市場への進出により経営を多角化しています。

同社は常に時代の状況に合わせて事業転換を図っていて、市場変動のリスクを回避しながら幅広い分野で持続可能な成長を達成しています。
こうした取り組みにより、長期的なビジネスの安定性と成功を確保すると同時に、社会的責任を果たして地球環境の保全に貢献することを目指しています。

会社ウェブサイト
www.fluor.com

 

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