アメリカ成長企業

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アメリカ成長株市場の動き-2026-2-20

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アメリカ成長株

2026年2年20日の米国小型成長株インデックス(Russell 2000 Growth)は、1722.35で終わりました。一週間前に比べて+12.40(+0.73%)と小反発しました。

主要インデックスのNYダウ(前週末比+0.25%)およびSP500(前週末比+1.07%)と同程度の動きとなっています。

今週の3つの材料がありました。
・イランと米国の緊張
・トランプ関税に対して、連邦最高裁が違憲判決
・プライベート・クレジット・ファンドの大手運用会社であるブルー・アウル社が、あるファンドの解約停止を発表

強弱の材料が、打ち消しあい、全体としては小幅反発、関連産業ごとに大きなリターンの差があった一週間でした。

トランプ関税については、「このままトランプ大統領は関税戦から撤退するのか?」「徴収した税金が返金されるのか?」とまだまだ不透明感が残っています。しかし、まずは「貿易戦争が収まる」という期待から、小売りや輸入企業及び大手ITも反発しました。
一方で、ブルー・アウルの発表により、多くのPE運用会社の株価は急落しています。

<主力大型株 VS 小型成長株>
従来からコメントしておりますが、大手IT、AI銘柄の割高感は顕著であり、一方で多くの投資家が既に投資ポジションを持っているため、何か理由があれば(ほんの些細な事でも)、これらの銘柄は売られやすくなっています。これまでの上昇スピードが急激であった分、下落率も強烈であり、時価総額数十兆円の銘柄が一日で10%近くも下落するという、信じられないような相場となっています。

一方で、米国小型成長株は、AIやITのウェイトが大型株に比べれば低く、また業種も幅広い分散しています。米国の基本的に高い経済成長率の恩恵を受け、米国第一主義のトランプ政策との相性も、「グローバルに展開する大型銘柄」に比べるとよくなっています。にもかかわらず、米国小型成長株は相対的には大幅な割安水準にあります。

主力株(といっても一部の超大型AI、IT銘柄でインデックスが動かされている)に比べて、米国小型成長株は相対的に有利な点があるとおもっています。

<プライベート・クレジット問題>
これまで継続的に、プライベート・クレジットの問題については「引き続き注視したい」とコメントしてきました。そして、今年に入って、毎週のようにネガティブなニュースが続いていました。
今週は、大手運用会社であるブルー・アウル社が、あるプライベート・クレジット・ファンドの解約停止を発表しました。

ブルー・アウルは「今後、資産を売却して投資家には資金を返金する。資産の売却価格は、評価価値から大きく下がっていない。だから大丈夫」という感じのメッセージを送っています。しかし、解約停止に至った背景が「投資家が資産額の15%近くの解約請求があった」と言われています。

どう考えても、市場のセンチメントは、「しばらくは、プライベート・クレジット・ファンドにネットで資金流出が続く」というものです。

資金の全体量が減少すると
・これまで、融資を受けていた企業が融資を受けられなくなる→事業破綻しやすくなる
・ファンドを保有している資産の売却が強制される→資産価値が下落しやすくなる
・これまで隠れていた問題が露呈する
といったルートによって、ファンドの純資産価格が下落する可能性が高くなります。このことが、さらなる投資家からの解約圧力につながります。

いよいよ、本当にネガティブなサイクルに入っていくのか?
それとも、金利の低下や、トランプ関税のキャンセルで景気が良くなる?AIの及ぼす悪影響は現実化せず、ソフトウェア業界の成長は期待通りに進む?

総合的に見れば、少しずつネガティブサイクルに入る可能性が高まってきました。

<外部材料>
従来から以下の3つの材料を懸念しています。
・中国経済
・欧州政治
・中東問題

イランと米国の緊張、ウクライナの苦境を見ると、そろそろ「明確な影響」を米国小型成長株に及ぼしそうです。

ともに、「単純にマイナス材料」とは言えません。結果次第では、プラスの可能性もあります。しかし、破壊的な影響を与えるリスクもあります。

米国小型成長株にとってのベストシナリオは、イランが米国の脅しに屈して核開発を諦め、ウクライナが米国からの圧力に屈して中立化する(要はマイダン前に戻る)、ということです。しかし、イランもウクライナも、簡単に屈すると「現政権崩壊」のリスクがあり、簡単に妥協できません。

米国のイラン攻撃で、突発的な暴風が中東に吹くのか?ホルムズ海峡封鎖なども含め、最悪のシナリオもあります。何かあれば、マイナスです。何もなく、穏便に推移すればプラスです。

ウクライナの場合は、悪いシナリオは「ずるずると戦争が継続し、ウクライナの状況の悪化が継続し、ウクライナが非線形崩壊となる」ことです。こうなると、米国も(もちろん欧州も)、相当な外交的ダメージを負います。こちらはイランとは逆に、何もなければ、マイナスリスクが高まります。

<小型成長株相場とラッセル2000グロース VS SP500 >
2026年2月20日時点の、ラッセル2000グロース÷SP500は1722.35/6909.51=24.93%、
26週移動平均との乖離は+0.28%でした。

大型株(特にAI,IT)は割高であり、小型成長株は歴史的にみて大型株との比較では非常に安い場所にあります。一方で、政策は金利低下、米国第一主義で、米国小型成長株にとっては追い風です。

現在の歴史的な「ゆがみ」が訂正される相場が来ると期待しています。

→ 2022年1月以降の小型成長株とS500の相対比較の推移
→ 小型成長株関連投資信託のパフォーマンス(2024年11月末時点)

(過去の市場コメントは、「アメリカ成長株(米国成長株)市場」)

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