2020年3月6日の米国小型成長株インデックス(Russell 2000 Growth)は、985.02で終わりました。一週間前に比べて、11.93ポイントの下落(-1.20%)でした。主要インデックスのNYダウ(前週末比+1.79%)やSP500(前週末比+0.61%)は小幅ながら反発しており、小型成長株は出遅れた動きになっています。(一週間前は、小型成長株はやや下げ率が少なく、この2週間のパフォーマンスはほぼ同程度でした)
新型肺炎の感染は、欧州・米国に急速に拡大しており、FRBの緊急利下げ・米国の特別予算の決定にもかからず、目立った反発につながっていません。今回の場合、「感染のピークアウトが見えるまでは、社会の不安感が減少しない」ため金融・財政政策では、「痛みを緩和させる」という程度の効果にとどまります。やはり「短期的に社会の不安感を鎮めるには既存薬の効果的な処方箋」が必要になります。
このため、例えば「喘息の薬が重症化の回避に効果」が、本当の話になれば、社会の不安感は一気に減少に向かい、市場の本格的な反発の地合いができます。しかし、このように「具体的な重症化を抑える方法」が見つかるまでは、不安定な市場が続くことが予想されます。
但し、「社会の不安感があるが故、優良な銘柄が不当に暴落している」のも事実であり、絶好の買い場を提供している、とも思っています。
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