2022年5月13日の米国小型成長株インデックス(Russell 2000 Growth)は、1086.78で終わりました。一週間前に比べ23.69ポイントの続落(-2.13%)でした。主要インデックスのNYダウ(前週末比-2.14%)やSP500(前週末比-2.41%)と同水準の下落となっています。
インフレによる金融引き締め懸念から、オーバルキルによる景気後退懸念も加わり、週の半ばにかけて急落となりました。さらに水曜日あたりかたビットコインをはじめとする暗号通貨の急落も加わり、小型成長株は強烈な下落でした。
しかし、金曜日には短期的な急落に対する急落銘柄への買戻しもあり、小型成長株もかなり大きな反発となり、ラッセル2000グロースは4.29%も上昇しました。
トレンドが変わったかどうかの見極めには時期尚早ですが、ビットコイン関連株の値段の下げ方の凄まじさを見ると、目先売らなければいけない投資家はかなり売ったのでは?と思っています。
<小型成長株の押し目買い>
今週から再び、「グレートスモールを時間分散で買い(=毎日少しずつ買う)、シルバーゲートでトレーディングする」を再開しました。(先週のこのコメントで紹介したように、3月の上旬は結構うまくいきました)
月曜日~木曜日は急落し、金曜日は急反発したことで、グレートスモールはかなり良い水準で買えたと思っています。問題は、シルバーゲートです。下げ方が半端ではありませんでした。短期的な突っ込みに買い、反発を狙うという目的で少額トレーディング的に投資していますが、下げ方が物凄く、金曜日の急反発でもまだまだ利食いできる水準にはありません。グレートスモール+シルバーゲートで、トントンという感じです。
しかし、水準としてまだまだ小型成長株は割安であると思っていますので、来週もこの方法を継続したいと思っています。
<小型成長株相場とラッセル2000グロース VS SP500 >
2022年5月13日時点の、ラッセル2000グロース÷SP500は1086.78/4023.89=27.01%
26週移動平均との乖離は-2.45%でした。
ラッセル2000グロース÷SP500は、2013年から長期的に32%~38%のレンジで推移してきました。2020年12月中旬にこのレンジを一次上に離れ43%まで急上昇しました。しかし、その後継続的に下落し、レンジの下を抜けました。
現在の水準は、2020年のコロナの最悪期をも超え、リーマンショック以来の歴史的な割安水準になっています。相対的には歴史的な買い場となっており、非常に魅力的な投資機会を提供していると思っています。
→ 2019年10月以降の小型成長株とS500の相対比較の推移
→ 小型成長株関連投資信託のパフォーマンス(2022年3月末時点)
(過去の市場コメントは、「アメリカ成長株(米国成長株)市場」)
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