アメリカ成長株:シリコン・モーション・テクノロジー(Silicon Motion Technology)の概要
シリコン・モーション・テクノロジー
Silicon Motion Technology Corp
ティーカーコード:SIMO
上場市場:NASDAQ National Market System
業績についてのリンク
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/annual/SIMO
香港に本社を置く、半導体企業です。1995年にカリフォルニア州サンノゼで設立され、2005年6月にNASDAQに上場しました。2018年度の売上は5億3034万ドル、従業員は1307人です。シリコンモーション株式会社として横浜にも拠点を構えています。
シリコン・モーション・テクノロジーはSSDコントローラの開発におけるグローバルリーダーです。
SSDとはSolid State Drive(ソリッド・ステート・ドライブ)の略称で、内蔵しているメモリーチップにデータの読み書きを行う記憶装置です。SSDはデータを記憶するフラッシュメモリとデータを読み書きを行う装置で構成され、データの読み書き部分を担うのがSSDコントローラになります。
同社のSSDコントローラはデータセンターやPC・スマートフォン・自動車・商用および産業アプリケーションなどで広く利用され、20年以上開発を行っています。
2015年以降に出荷されたSSDコントローラは5億500万台を超え、2021年には前年比50%以上と、開発台数はますます伸びてきており、世界のSSD市場の30%を占めています。
今後主流となると言われている3Dフラッシュ(3次元に積層したフラッシュメモリ)では、intelやSAMSUNGをはじめとした企業などを抑え、最も多くサポートしている企業です。NANDフラッシュメモリメーカー、ストレージメーカー、ハイパースケーラー(大手クラウドサービスプロバイダーなどのグローバルな大規模事業者)、OEM企業などが主要顧客になります。
シリコン・モーション・テクノロジーのSSDコントローラの特徴としては、超低消費電力で高性能、高度なエラー訂正、データパス保護の保護性能の高さです。
超低電力は最新のテクノロジーを利用し、同社によって独占的に開発されているものです。データパス保護では、SSDを利用するデバイスからSSDメモリ間のデータ転送にあたり、転送開始から完了までのあらゆる転送ポイントにおいてデータを保護します。また、データエラーが検出された際には正確かつ高速に訂正を行い、データの整合性の確保およびSSDの寿命向上にも寄与しています。
記憶装置であるSSDはあらゆるデバイスにおいて必要不可欠な製品です。そのため、内蔵するSSDの性能がデバイス自体の性能をも左右するといっても過言ではありません。シリコン・モーション・テクノロジーはそのようなSSDの性能をより革進していくグローバルリーダーであり、今後も同社の発展に世界中から期待がかかります。
会社ウェブサイト
https://www.siliconmotion.com/jp
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