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アメリカ成長株:デジタルオーシャン(DigitalOcean):クラウドコンピューティングのプラットフォームを提供

IT

アメリカ成長株:デジタルオーシャン(DigitalOcean)

デジタルオーシャン・ホールディングス
DigitalOcean Holdings Inc
ティーカーコード:DOCN
上場市場:NYSE(ニューヨーク証券取引所)

業績についてのリンク
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/annual/DOCN

子会社であるDigitalOceanを通じ、開発者向けのクラウドコンピューティングのプラットフォームを提供している企業です。2012年に設立され、2021年3月にニューヨーク証券取引所に上場しました。2020年度の売上は3億1838万ドル、従業員は581人です。

何らかのシステムを開発しようとした際、開発に必要な環境を一から用意するのは工数面でのコストが大きく、サーバーなどの管理も行うことは容易ではありません。サービスの規模がどれだけ大きくなるかも予想がつきにくく、規模が拡大した場合の対応にも時間がかかります。

デジタルオーシャンではそのような開発者の課題を解決するクラウドサービスを提供しています。開発者はプラットフォーム上で提供されているストレージ、ネットワーク、データベースなどのサービスを利用し、システム開発を行うことができます。

これらのサービスはパブリッククラウドとも呼ばれ、企業や個人に向けてサーバーやネットワークなど、利用したい機能を必要なだけ利用可能にするシステムです。

パブリッククラウドの中でも有名なサービスとして、Amazon Web Services(AWS)、Google Cloud Platform(GCP)、Microsoft Azureがあります。

そのような主要パブリッククラウドとデジタルオーシャンが異なるのは、個人開発者やスタートアップ、中小企業向けに提供されている点です。月額5ドルで仮想サーバーが利用可能と他のサービスより安価(他サービスは6.1ドル~8.5ドルほど)であり、機能もシンプルなものにしています。ストレージやメモリの増量も行うことができ、開発規模が拡大した場合にも対応可能です。

デジタルオーシャンのプラットフォームは世界各地にデータセンターを保有し、企業と個人を合わせ世界185ケ国とほとんどの国で利用され、ユーザ数は59万にものぼります。対前年比収益成長率も37%と大きく成長している企業です。

デジタルオーシャンのようなパブリッククラウドを利用することで、必要なサービスを必要なだけ利用でき、迅速な開発や、サービス規模の拡大/縮小にも柔軟に対応が可能になります。導入のためのチュートリアルも豊富に用意され、サービスのコミュニティも存在し、利用ユーザ同士が情報交換や交流を行っています。

また、SLA(Service Level Agreement)と呼ばれる、利用ユーザに保証するサービスレベルも稼働時間が99.99%としており、現在このように成長していることからも品質が高く、信頼性を築いているサービスであることが伺えます。

安価でシンプルな点もスタートアップや中小企業にはありがたく、独自の強みを生かし今後も成長が期待できる企業です。

会社ウェブサイト
https://www.digitalocean.com/

 

 

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