2021年2月12日の米国小型成長株インデックス(Russell 2000 Growth)は、1695.17で終わりました。一週間前に比べて、36.31ポイントの続伸(+2.19%)でした。主要インデックスのNYダウ(前週末比+1.00%)やSP500(前週末比+1.23%)を上回る上昇で、小型成長株相場は継続しています。
トランプ前大統領の弾劾裁判に注目が集まっていますが、株式市場は緩和的な金融政策の継続と、バイデン政権のバラマキ政策を好感して、堅調な状況が続いています。
<小型成長株相場とラッセル2000グロース VS SP500 >
2021年2月12日時点の、ラッセル2000グロース÷SP500は1695.17/3934.83=43.08%
26週移動平均との乖離は、+6.16%でした。
ラッセル2000グロース÷SP500は、2013年から長期的に32%~38%のレンジで推移してきました。しかし、ついに2020年12月中旬にこのレンジを上に離れました。今週で上に受けてから2か月たちましたが、この間に強烈なアウトパフォームとなっています。
2020年12月11日時点では、SP500は3663.46、ラッセル2000グロースは1393.85で、比率は38.05%でした。これから2か月の間に、SP500は+7.4%、ラッセル2000グロースは+21.6%というリターンになっています。
また、日本国内で利用できる米国小型成長株に投資する投信も、この期間(2020/12/11~2021/2/12)のリターンの強烈で、例えばSBI米国小型成長株の場合、基準価格は22.8%上昇しています。(為替の採用日等で時差があるので、単純比較はできないのですが)
トレンドとしては、長期的な小型成長株相場が続くと思っていますが、短期的には小型成長株はかなり加熱していると思います。ここから小型成長株に投資する場合には、投資金額を時間分散して(少しずつ時間をかけて)購入すべきと思っています。
→ 2019年4月以降の小型成長株とS500の相対比較の推移
→ 小型成長株関連投資信託のパフォーマンス(2021年1月末時点)
(過去の市場コメントは、「アメリカ成長株(米国成長株)市場」)
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