2021年2月5日の米国小型成長株インデックス(Russell 2000 Growth)は、1658.86で終わりました。一週間前に比べて、133.55ポイントの急反発(+8.76%)でした。主要インデックスのNYダウ(前週末比+3.89%)やSP500(前週末比+4.65%)も反発しましたが、小型成長株は非常に大きなアウトパフォームとなっています。この3ヶ月ほど継続している小型成長株相場は、今週も顕著でした。
バイデン政権は、かなり強引に景気刺激パッケージを導入しようとしています。一方で、政権(民主党)左派への配慮から、大企業への増税・独禁法の活用、という大型・主力銘柄へのプレッシャーは続きます。
米国小型成長株への絶対的・相対的なフォローの風は、まだしばらく続きそうな気配です。
<Reddit銘柄の反乱>
一週間前に、大きな話題となったReddit銘柄(ゲームストップ等)ですが、今週はかなり落ち着いた動きとなりました。
これにより、市場全体に安心感が広がり「Reddit銘柄の反乱前」の流れに戻りました。
<小型成長株相場とラッセル2000グロース VS SP500 >
2021年2月5日時点の、ラッセル2000グロース÷SP500は1658.86/3886.83=42.68%
26週移動平均との乖離は、+6.11%でした。
ラッセル2000グロース÷SP500は、2013年から長期的に32%~38%のレンジで推移してきました。しかし、ついに2020年12月中旬にこのレンジを上に離れました。7年近い持ち合いを上に離れたわけで、今後数年にわたる「小型成長株優位の地合い」が続くと期待しています。
既に日本国内で利用できる米国小型成長株に投資する投信の1月のリターンの結果も出てきています。(但し、月報がまだ発表されていないので、確定値はもう少し時間がかかります)2021年1月は小型成長株のインデックスも好調でしたが、個別のファンドも好調のようです。近日中に報告できると思います。
→ 2019年4月以降の小型成長株とS500の相対比較の推移
→ 小型成長株関連投資信託のパフォーマンス(2020年11月末時点)
(過去の市場コメントは、「アメリカ成長株(米国成長株)市場」)
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