アメリカ成長株: アバイア・ホールディングス(Avaya Holdings)の概要
アバイア・ホールディングス
Avaya Holdings Corp
ティーカーコード:AVYA
上場市場:NYSE(ニューヨーク証券取引所)
業績についてのリンク
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/annual/AVYA
カリフォルニア州サンタクララに本社を置くコンタクトセンター向けクラウドサービスを提供する企業です。2007年に設立され、2018年1月にニューヨーク証券取引所に上場しました。2019年度の売上は28億8700ドル、従業員は7900人です。
アバイア・ホールディングスではCCaaSと呼ばれるサービス型コンタクトセンターを提供します。CCaaSとはContact Center as a Serviceの略称で、コンタクトセンターに関わるサービスを必要なものだけクラウド上で利用できるサービスです。
必要な物を必要な分だけ利用できるためコストが抑えられ、自社の状況に合わせて機能の拡大・縮小が可能です。
日本においても展開されており、大東建託パートナーズや北海道ガス株式会社、東京海上インターナショナルアシスタンスなど、様々な業界のコンタクトセンターで利用されています。
アバイアが提供する「Avaya OneCloud CCaaS」は、クラウドベースのソリューションによってどこからでも作業を行うことができます。カナダの電力会社であるHydro Ottawa社は既存サービスを中断することなく、コンタクトセンターの従業員が1週間という短期間で自宅で仕事が行えるようになったようです。
同社の調査では98%の人が今後のキャリアでリモートワークできることを望んでいるとされ、採用の観点からもリモートワークができるということが企業として必須の条件になりつつあります。本サービスはコンタクトセンターを持つ数多くの企業において革新的サービスとなっているでしょう。
サービスが持つ機能も充実しています。音声、チャット、電子メール、テキスト、ソーシャルなど、ユーザーが臨むあらゆる手法でのコンタクトに対応します。さらにコミュニケーションを効率化するためにも、バーチャルアシスタントなどによる簡単なセルフサービスやAIを用いて、迅速に課題を解決する仕組み化を行います。
また、コンタクトセンターにおいても従業員のパフォーマンスを向上させるリアルタイムレポーティングツールを利用し、ユーザーに満足度の高い体験を提供できるように、日々トレーニングを行うことができます。
上記のようなサービスを提供するアバイアは、アラゴンリサーチ社においてインテリジェントコンタクトセンターのリーダーに2年連続で選出されました。ビジネスコンサルティング会社のフロスト&サリバン社からも労働力の最適化における成長、革新、リーダーシップにおけるベストプラクティス賞を受賞しており、業務を最適化することにおいて特に強みを持つ企業であることが伺えます。
新型コロナウイルスによって環境に囚われない品質・働き方が求められている今、特に注目されている企業の1つです。
会社ウェブサイト
https://www.avaya.com
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