2020年10月末(10月31日時点)での、日本で利用できる米国小型成長株に投資する投資信託のパフォーマンス比較をしました。
要点は以下の通りです。
1)2020年10月は、米国景気の回復というプラス材料はあったものの、大統領選挙による投資控えおよびコロナの新規感染者急増により、ほぼ横ばいの一か月でした。
ベンチマークとなるラッセル2000グロースは、円建て+1.81%、ドル建ては0.76%のリターンでした。
(円建ては、対象投資信託と同じく、前日の米国終値を月末の為替で評価して計算)
2)ラッセル2000グロースおよびラッセル2000をベンチマークとする投資信託は以下の3つです。SBI:SBI米国小型成長株ファンド
BR:ブラックロック米国小型成長株式オープンAコース(為替ヘッジなし)
SMAM:三井住友DS-米国小型ハイクオリティファンド(資産成長型)
3)中長期的なパフォーマンス (過去3年・5年)
SBIが9月、10月にかなりアウトパフォームをしたため、中長期的な数字も一段と大きなアウトパフォーマンスになりました。ブラックロック、SMAMはほぼ同水準になっています。(ベンチマークに対する超過リターンで比較)
SBIのファンドはラッセル2000グロース、SP500をともに、大幅にアウトパフォームしています。インデックス投資よりアクティブ投資に利点のある、小型成長株投資の特徴を示していると思います。
4)最近の動き
直近(過去6ヶ月)の比較では、9月、10月にSBIが大きくアウトパフォームしたため、対ブラックロックとSMAMのアウトパフォームが一段と大きくなっています。
詳細は下記のページを参照ください。
→ 2020年10月31日時点のデータ
→ 過去のデータ
コメント