米国の小型成長株のインデックスである、ラッセル2000グロースと主要インデックスであるSP500を、「ラッセル2000グロース÷SP500」の割合を使って比較しています。
20年間という超長期ではラッセル2000グロースはSP500を上回るリターンを上げています。2013年以降、「ラッセル2000グロース÷SP500」は32%~38%のレンジで推移していましたが、2020年12月中旬になって、この長期レンジを上抜けました。
しかし、その後再び32%~38%の水準に戻り、さらに米国の金融引き締めにより下落し、この長期的なレンジも下に抜けています。
<最新の水準>
2025年10月17日時点の、ラッセル2000グロース÷SP500は1655.35/6664.01=24.84%、
26週移動平均との乖離は+0.98%でした。
2025年4月のトランプ関税ショックの時には、23%割れの水準まで売り込まれました。しかし、利下げや景気の底堅さにより米国小型成長株は少しずつ「負け」を回復してきました。しかし、まだまだ長期的には「割安」な水準です。
米国小型成長株は、トランプ政権の「米国一国主義」の恩恵を一番受けます。長期的な回復相場を期待しています。
(参考)
2002年以降の超長期の動きはこちらへ