アメリカ成長企業

将来面白いことになりそうなアメリカの成長企業を紹介します。

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アメリカ成長株市場の動き-2026-1-23

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アメリカ成長株

2026年1年23日の米国小型成長株インデックス(Russell 2000 Growth)は、1771.93で終わりました。一週間前に比べて-13.39(-0.75%)と小幅反落しました。

主要インデックスのNYダウ(前週末比-0.53%)およびSP500(前週末比-0.35%)に比べるとやや弱い動きですが、最近の数週間は相対的にかなり強かったので、その反動もありました。

この一週間は、トランプ大統領のグリーンランド領有と欧州諸国への関税発言に揺れました。今回も「まず脅す」→「相手が交渉に乗ってくれば、対応する」という感じでした。

グリーンランドの件は、まだ今後どのようになるかは不明です。さらに、アフガニスタンでのNATO軍の関与について「侮辱発言」もありました。米国と欧州首脳との緊張関係は依然として続いており、まだまだどうなるかはわかりません。

しかし、一方で米国経済の堅調は継続しています。1月22日に発表された2025年第3四半期のGDPは上方修正されました。また、2025年11月の個人消費も力強い動きでした。
経済実勢が上昇トレンドを作り、外部材量が市場のボラティリティを提供する。
そして、トランプ政策によって、より米国経済の影響を大きく受けるセクターが追い風を受ける。全体としては、こういった市場が続いています。

従来からコメントしておりますが、大手IT、AI銘柄の割高感は顕著であり、一方で多くの投資家が既に投資ポジションを持っているため、何か理由があれば(ほんの些細な事でも)、これらの銘柄は売られやすくなっています。これまでの上昇スピードが急激であった分、下落率も強烈であり、時価総額数十兆円の銘柄が一日で10%近くも下落するという、信じられないような相場となっています。

一方で、米国小型成長株は、AIやITのウェイトが大型株に比べれば低く、また業種も幅広い分散しています。米国の基本的に高い経済成長率の恩恵を受け、米国第一主義のトランプ政策との相性も、「グローバルに展開する大型銘柄」に比べるとよくなっています。にもかかわらず、米国小型成長株は相対的には大幅な割安水準にあります。

主力株(といっても一部の超大型AI、IT銘柄でインデックスが動かされている)に比べて、米国小型成長株は相対的に有利な点があるとおもっています。

<プライベート・クレジット問題>
従来から、「この問題は、すぐに片付くとは思っていないので、引き続き高い関心を持って見ています」と書いてきました。
一週間前は、大手ファンドから資金流出のニュースがでました。
今週は、「ブラックロックのプライベート・クレジット・ファンドの純資産価格が19%下落」というニュースがありました。

私が心配している、プライベート・クレジット・ファンドが「危なくなっていく」シナリオは以下のようなものです。(まだ、こうなると確定していませんが)

・まず、プライベート・クレジット・ファンドにお金が集まり過ぎて、本来ファンドが融資に不適格なクレジットの低い企業にまで融資してしまう。その中には、厳格な調査をしないで融資することで、担保のあやしい融資も含まれる。(例:売掛金の二重譲渡など)
・何かのきっかけで、「融資の内容が良くない」ことが明らかとなり、ニュースなどになる。
(例:ファースト・ブランズ・グループ等)
・投資家の一部が、「プライベート・クレジット・ファンドはまずいかも?」と思い、解約が増える。(現在は、このステージ??)
・ファンドの残高が減れば、これまで融資を受けてきた企業の「一部」は、融資の借り換え(ロール・オーバー)ができなくなる。もちろん、事業内容が改善して、現金がいっぱいあって、借り換えが必要なければ問題は起きない。しかし、そもそも銀行から融資を受けられないから、ファンドから借りている会社が多い。現金に余裕のない会社がほとんど。
この状況で、融資のロール・オーバーが出来なければ、資金ショートする。ファンドへの返済が不可能になり、デフォルトする。
・一つのファンドから借り入れがデフォルトすれば、他のファンドから強制返済を求められる(クロス・デフォルト条項)
・いくつかのデフォルトが相次いで起これば、いくつかのファンドのNAVが値下がりする。
・いくつかのファンドのリターンがマイナスとなる。
・多くのプライベート・クレジット・ファンドの解約がさらに増える・・・・・
→ マイナスのループが始まる。

といった感じです。
このマイナスのループを止めるには
・米国の金利が下がり、借り入れコストが下がることで、借り入れ企業がロール・オーバーしないことに耐えやすくなる。
・米国の金利が下がり、投資家がより高いリターンを求めて、再びプライベート・クレジット・ファンドに資金があつまり、ロールオーバーしやすくなる。
・米国の景気が非常に良くなり、借り入れ企業の売り上げが増え、正常に返済が進む
といった「金利の低下+強い経済」が続くことです。こちらの可能性もあります。

このため、まだ「マイナスのループになる」とは言い切れません。しばらくは、推移を見守りたいと思っています。

<外部材料>
従来から以下の3つの材料を懸念しています。
・中国経済
・欧州政治
・中東問題
今週は、グリーンランド(=欧州政治)で、米国小型成長株には小さな影響がありました。
グリーンランド、ウクライナの件が煮詰まれば、大きな影響がでてきます。注意が必要です。

<小型成長株相場とラッセル2000グロース VS SP500 >
2026年1月23日時点の、ラッセル2000グロース÷SP500は1771.93/6915.61=25.62%、
26週移動平均との乖離は+1.17%でした。

大型株(特にAI,IT)は割高であり、小型成長株は歴史的にみて大型株との比較では非常に安い場所にあります。一方で、政策は金利低下、米国第一主義で、米国小型成長株にとっては追い風です。

現在の歴史的な「ゆがみ」が訂正される相場が来ると期待しています。

→ 2022年1月以降の小型成長株とS500の相対比較の推移
→ 小型成長株関連投資信託のパフォーマンス(2024年11月末時点)

(過去の市場コメントは、「アメリカ成長株(米国成長株)市場」)

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